※ご注意※
ALISは、運営チームが一番興味深い件w
の続きです。上記記事を読んでいない方は先に読まれることを強く推奨します。
ALISは日本人が立ち上げたプロジェクトです。また、あえて規制の厳しい日本でICOした事からも分かるとおり、日本に対するこだわりや、日本のブロックチェーン業界を盛り上げていきたい、という想いがありました。そして、日本人による日本人のためのSNSを目指していました。英語バージョンは作らない、と明言していたぐらいです。
その後、予想以上に海外からの引き合いも多い等の事情があってそうも言っていられなくなり、CEOの安さんが英語の特訓をせざるを得なくなったりはしましたけどねw
...それはともかく、ALISはそういう事で始まったので、日本語ファーストなサービスになっています。これは自分にとってはトテツもなく有り難い事でありまして。
【Steemitで経験した、日本語コンテンツの地位の低さ】
Steemitをやっている方ならばご存知だと思いますが、日本語のコンテンツは極めて地位が低い(影響力が小さい)と言わざるを得ないですよねw。影響力は英語のコンテンツが圧倒的です。なぜかというと、「クジラ」は英語圏に集中しているからです。
「クジラ」というのは、圧倒的なVoting Power(いいねパワー)を持つユーザーのことです。「クジラ」からVote(いいね)されるか否かで、稼げるSP(Steem Power)が天と地ぐらい違うのです。もちろん、Steemitを開発した人は英語圏の人物ですし、初期ユーザーも英語圏の人ばかりに違いありませんので、英語圏にVoting Powerが偏っているのは当然かつ正当な理由があります。ですが、その偏り方があまりにも極端でありまして。こういう状況下ですと、「クジラ」が理解できない言語でどれだけ良いコンテンツを書いても意味がない(評価されない)という問題が起きます。大変不公平な話です。
それだけならばまだ可愛いのですが、この問題が更に悪い現象を巻き起こします。日本人の中には、強力なVoteを欲しいばかりに、英語圏に迎合した安易なコンテンツを生産する人が登場するのです。日本の観光地の美麗な写真を始めとして、オタク、アニメ、ゲイシャ、ニンジャ、キャラ弁、そんなネタです。こういうネタは、西洋社会からは物珍しく見えるわけです。何よりも文章ではなく写真で理解できるので英語圏の人もVoteしてくれる、というアンバイです。
いやもちろん、公序良俗に違反しているわけでもないですし、英語圏の人がVoteしてくれているのは確かですから、誰かの役には立っていると思いますよ。ですが、Steemitはそういう目的のSNSでしたっけ?w。そういう事がしたいのであればInstagramで良くないですか?。何か履き違えていますよね。というか、こういう現象を見ると、結局はお金儲けの道具としてかSteemitを見ていないユーザーが少なからずいると強く示唆されます。
また、そういう事象が日常化する事によって、誠実なユーザーのやる気を決定的に阻害すると思うんですよ。そりゃあ、日本人のSteemitユーザーが増えないわけですよw
その点、ALISは最初から日本人ユーザーばかりですから、そういうコンテンツにゲンナリさせられる事案は今のところ発生しておりません。安心ですね!w
そういう、バランス&品質に関わる問題もさることながら、日本語で運営とのコミュニケーションがとれるというメリットも自分にとっては非常に大きいです。英語でのやりとりになってしまうと大変時間がかかります。そもそもバグ報告や企画提案などはスピードが命であり、時間がかかってしまっては意味をなさない事も多いです。何よりも英語を駆使することに疲れて、肝心のコンテンツを作る頃には書く気力が残っていないんですよww。それでは本末転倒です。
もちろん、英語ができるに越した事はないですし、英語の勉強を放置してしまって良いのか、という問題はありますが、背に腹は代えられない。まずは自分の母国語でコミュニケーションを取れるALISは非常に有り難く、本来やりたいことに集中できるのです!