海外の人の言葉に胸打たれることって結構ありますよね。
いい言葉は国を選ばないというか、わかってるなって感じがします。
ただこの言葉だけどそのまま使えるわけじゃないっていうところが難しいところ。
例えば表題のこの言葉。
なんとなくよさそうな言葉だと感じる人が多いかとは思いますが、じゃあこの言葉が結果論だとわかっている人がどれだけいるでしょう?
海外と日本では環境が違う。
昔の人が言っていることなら時代も違う。
そこらへん加味すると表題の言葉もそのまま受け止めていい言葉じゃないなっていうことはわかってもらえると思います。
多数に逆らうことで成功をつかめることがあるっていうのは確かなことだと思います。
でも逆らうだけだと単なるあまのじゃく。悪ガキです。
大事なのは自分を持っているということ。
要するにそこに賛成する人がいようと、反対する人がいようとぶれない自分があるということ。
だから結果論なんです。
自分がしっかりあるから結果的に多数に逆らうことになるわけであって、多数に逆らったら成功するってわけじゃない。
海外の人は自分を持っていることが前提にあるからこういう言い方になる。
たぶん日本人に伝えようとすると別の言い方になると思います。
この言葉をそのまま受け止めると先生の言うことに逆らって、先輩の言うことに逆らって、友達の言うことに逆らって……という面倒な人間になるのではないでしょうか?
たぶん学生時代にこの言葉を聞いたら私痛いやつになっていただろうなって思います。
言葉は難しく、そして面白いものですね。