昔、私はこの世に絶対の正解はないと思っていました。
ただ家族の誰も信じてくれなくて、竹内先生の「99.9%は仮説」という本を読んでドンピシャの内容が書いてあってほら見ろと家族に主張した結果ぽかんとされたことがありました。
まだ小学校か中学校くらいだったから自分の考えをうまく説明できていなかったんでしょうね。
時は経って大学生になり、テキストを買いました。その時に憤慨したことを今でも覚えています。
なんと問題の答えが書いていないのです。
「なんて不親切な」と思ったのですが、それが本来あるべき姿だったのでしょう。
私たちは義務教育で最低9年、長い人は16年間教育機関に通います。
その間に「正解がある」ということに慣れすぎて洗脳されてしまっているようです。
本当の世の中は正解がなく、本当は明日の天気も良くわからず、飛行機の飛ぶ原理も地球温暖化の原因だって不明な世の中に生きている。
それこそ神様しか正解はわからない。
だから正解があるっていうのは単なる信仰に過ぎないんです。
体罰教師を処罰した学校にOBから陳情が寄せられるのも(体罰は教育に有効だと信じている大人がいるんですね)
一部のフェミニストが過激なことを言うのも
韓国の反日も
全部信仰なんです。
その辺のマイナー宗教と同列なんですよ。
本当のグローバル化ってそこのところを理解して、多様性を認め合うってことだと思うんです。
時には相いれないものもあって、そこをどうするのか。
そのあたり、経済発展とかその他もろもろに押しやられて全く考えていなかったツケが最近の混乱に現れているんだろうなぁ。