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1/16 つくし時代の思い出(その1)

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  • toyo
  • 2020/01/16 10:06
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Money Forward ME、いつもお世話になっています。

私は個人的にマネックスの松本大さん、マネーフォワードの辻さん、お二方ともに尊敬しています。

遡ること2006年~2008年に、大学生の私はマネックス証券でアルバイトをしていました。マネックスでは学生アルバイトを総称して「つくし」と呼んでいて、私のnoteアカウント名はそこから借りました(由来には諸説ある)

きっかけは先にバイトをしていた大学の先輩からの紹介でした。実はその先輩からは、私ともう一人の友人に対して1つずつ2つのバイト先を紹介されていました。1つは当時ウェブマーケティング事業を行っていたスタートアップ、もう1つがマネックス。どちらか、好きな方を選んでくれと。私は、即答で金融に興味があったので「マネックスで!」と言い、友人は「俺はどっちでもいい」と言ってくれたので、私はマネックスでバイトすることになりました。もし、私がウェブマーケティングの方に行っていたらどうなっていたのかなぁ。人生は決断の連続だ。

ちなみに「つくし」の業務ですが、証券外務員のような資格も持ってないし証券業務に関わることなんて出来ませんので、郵便物の仕分けをしたり、会議の出席者にお茶を出したり片付けたり、毎週花屋さんに榊(さかき)を買いに行ったり、松本さんのお昼(当時は”そば”)の出前を取ったり、いわば社内の何でも屋的な仕事です。腰にウエストポーチを巻いて、オフィス(当時は丸の内)、時には丸の内の街を駆け回っていました。

正直にいうと「あれ、、これって雑用、、かな?」なんて思ったこともありました。しかし、実際に働いてみて思い知らされます。えぇ!お前、その雑用すら満足にできないじゃーん!ってことを。

そうなんですよ、普通にのんべんだらりと学生生活を送っている人には、社会人1年目、あるいは派遣さんがやっているような社内の雑用すら満足にこなせないという事実を突きつけられる訳です。とんでもなく、マルチタスクでした。

しかし、そういう事実を知れるというだけでもこの経験は貴重と言えます。何故なら、ちょっと有名な大学に行き、サークルやイベントなどで社会人と接していると、「あれ?俺ってデキる学生なんじゃね?」という錯覚を起こします。恐らく似たような経験をした多くの学生が。そうやって彼らは「意識だけ高い系」になっていく訳ですが、それをへし折ってくれる体験というのは代え難いものです。代えがたい経験に溢れていた2年間といえます。

Newspicksで辻さんの記事を読んで、そんな自分の学生時代を思い出したもので、ここいらで一度つくしの思い出も書き留めておきたいと思ってシリーズにしてみました。

以下のような構成で書いていきたいと思います。

1/16公開  :全体的なはなし
1/23公開予定:学生が企業で働くこと
1/30公開予定:早いうちに手本を見つけること
2/6公開予定  :まとめ

明日への導入として少し書いておくと、たとえ現在どんな業種のどんな仕事をしていたとしても、あの時マネックスでアルバイトをすることができたのは大変な幸運でした。「何が幸運だった?」と聞かれたら「あれもこれも」と挙げればキリがありませんが、泣く泣く絞って3つに厳選すると以下のような内容になります。

・まず証券会社という未知の会社の内情を知ることができた
・ゴールドマンサックスはじめ外資系投資銀行出身、国内大手都銀
 など優秀な社員の方々と気軽に話す機会が得られたこと
・”つくし”という学生コミュニティで生活することができたこと。

いまは広告会社で働いている自分ですが、学生の頃は金融業界を志していた一人でした。そりゃあ、マネックスで働こうという熱意があった訳ですからね。しかし人生には紆余曲折あります。そんなもんです。

大学生からすれば広告会社も外からは何しているか分からないと思いますが、証券会社もよく分かりません。誰にでも得られるチャンスではないということは認識していましたが、まさか証券会社でアルバイトできるとは夢ににも思っていませんでした。しかし、現実は先に述べたとおり雑務中心ですし、学生ながら丸の内の朝の通勤ラッシュも経験したのは良い思い出です。

ちなみに、我々「つくし」は社員の方々と机を並べて座っていたのですが、横にいる方も目の前にいる方も元ゴールドマンサックス出身。あの人は~、この人は~、凄い人達ばかりでした。何より、机2つ先くらいに松本さんが座っている訳ですから、何というか特等席ですよね。分かります?

皆さんから直接何かを教わるということはありませんが、普段の仕事ぶりを横目で見ているだけでも十分な学びになりました。そこから学べない人にとっては何だかよく分からない仕事だったでしょうが、そんな人は1人もいなかったと思います。

そんな「つくし」仲間の存在も貴重でした。募集方法もユニークで、基本はつくしからの紹介です、大学やサークルつながり。あとは、松本さんが大学でスピーチした時に「うちでは『つくし』という学生バイトを募集している」という話をして、それキッカケで応募してくる人もいたとか。とにかく、同じ学生同士ですら普段なかなか出会えない人たちばかりだったので、その繋がりというのは貴重でした。

とまぁ語れることはいくつもある訳なので、人がそれを読みたいと思うかどうか分かりませんが書いてみたいと思います。

蛇足ですが、私が「あー、恥ずかしい!」と思った出来事があって、松本さんが毎日欠かさず更新されている「松本大のつぶやき」に登場したことです。あー、私にとっても青春だったな。。。とまぁ、松本さんはじめ、社員の皆さんから可愛がられていたというのが伝わればいいなと思います。

 


 

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