どもー!前回に引き続き、「これがあれば、それっぽくファシリテーションできるぞ!」という道具を紹介しますね!
前編はこちら!
小学校の時によく使っていた模造紙。大人になってからも使いますが、会議や話し合いをより中身のあるものにするための道具って、探してみると結構たくさんあるんです。
例えば、この「えんたくん」という道具。
https://www.xn--zdk4ayc8078a.net/products/detail.php?product_id=39
こちらのサイトで購入できるのですが、こんな感じで膝の上に置いて使います。
ファシリテーションの現場で、机を「ロの字」にして使う時とか多いじゃないですか。あれって机が心理的な障壁になってしまって意見が言いにくかったり、向かいあった人と意見が対立しやすくなったりします。
だから、ワークショップの時に机を使わないこともあるのですが、書くスペースを作りたい時に便利です。他にも色んな模造紙的Somethingがありますので、見つけてみてくださいね!
そして、もし見つけたら教えてもらえたら嬉しいです!
続いては「フレームワーク」
なんだか抽象的になってきましたね。フレームワークって聞いたことありますか?
簡単に言えば言葉の通り「思考の枠組み」です。
物事を考えたり、何かを解決しようとする時に使うテンプレートみたいなものでしょうか。
ビジネスの現場で利用されているものも多く、それらはファシリテーションの現場でも活用できます。
図解と事例でわかるビジネス問題解決フレームワーク20選
http://career-theory.net/business-flamework-3002
検索すると多くの事例が出てくるので、ここでの説明は省きますが、別の記事で一つ一つ解説していけたらいいなと思います!
さて、最後の道具は「質問集」です。
これはファシリテーターの経験にもよりますが、会議や思考が詰まった時、参加者の言葉が詰まった時や場が膠着してしまった時に「自分が進めやすい方向に持っていく」ための少しズルいノウハウです。
ファシリテーターは中立が基本なのですが、我々も人間です。
順調な場だけではないですし、時にはファシリテーターが場を促進させていくことも必要になります。
そんな時に自分が得意な話題へ誘導できる質問集があると、保険になりますよ!
例えば、僕の場合だと「地域活性化」「新規事業」「哲学」みたいなトピックに関連する話の引き出しを多く持っています。
だから、例えば「教育」というテーマで議論をしている場があった時に意見が膠着してしまったり、大きく脱線した時に
「少し視点を変えて、教育に対するビジネス的なアプローチを考えられませんか?」
「その意見は、あなたのどのような体験から生まれたのか気になります。いかがですか?」
「そのアイデアを地方の教育問題にローカライズしてみましょうか。」
というような形で視点や意見を引き出す質問としてストックしておくのです。
他にも、フレームワークに含まれますが、シックスハット法だと次のような視点から一つのトピックを見ることも出来ます。
【シックスハット法】
客観的な視点
消極的な視点
積極的な視点
革新的な視点
感情的な視点
分析的な視点
これだけではなく、オズボーンのチェックリストという9つの方法でアイデアを変形させるというものもあります。
【オズボーンのチェックリスト】
転用
応用
変更
拡大
縮小
代用
置換
逆転
結合
色んな場面で活用できる視点なので、是非とも覚えておいてくださいね!
「山川草木、一つとして師とならぬものはない」
合気道という武道の開祖の格言です。
ファシリテーターは臨機応変、場の流れを読んだりコントロールしながら進めていく役割を担います。そのために必要なもの、学べることはたくさんあります。
決まった形もありませんし、手法も様々です。
正解がないからこそ、色んなことを吸収して、使って、学んでを繰り返して自分の型を見つけてもらえたらなと思います!
それでは、また!