はい、どうも〜otmです。
仕事が繁忙期に入ってしまい、久しぶりの更新になりました。
そんな訳で、今回は「ファシリテーターのお金事情」についてです。
どんな仕事内容で、どのくらいの報酬が相場なのか。
実体験なので「ピンキリ」だということを踏まえて読んでみてくださいね!
まずは基本的な料金体系ですが、前後の準備時間を含める4時間程度の案件で10万円がラインとなります。
時間単価で考えたら、少し高い気もしますがファシリテーターの仕事は現場だけではありません。
① 事前の打ち合わせ
担当者や主催者と一緒に目的を設定します。なんのためにファシリテーターを登用するのかを擦り合わせる必要があるのです。
② 進行方法の企画
ファシリテーターは合意形成や場づくりのために様々な手法を学び、会得しています。その中から何が最も適しているか選び、時には組み合わせて進行方法を企画します。
③ 資料作成
https://alis.to/tukamako/articles/3XmWz9WqWZnw
こちらの記事でも書きましたが、イントロダクションや進行途中のTips等、資料を用意します。場ごとに資料を作成するので、そこに対する対価も含まれています。
④ 当日の進行
当日は事前に決めた内容で進行しますが、「場は生き物」でございまして常に変化します。変化に合わせて急遽、資料を変更したり、その場で作ったりもします。そういった臨機応変さは、ある種場数を踏んでいくことが重要です。
これらの仕事をこなしていく訳なので、金額としては基準価格より低く受けることは、ほとんどありません。しかしながら、柔軟性も必要な仕事でございますので、相手や条件によって価格が変わったりもします。
ファシリテーターとして仕事を始めて4年目では、今までこのくらいの金額で仕事を受けました。
大体の案件では10万円〜20万円、安くても7万円となりますが、複数回に渡ってファシリテーターを務めることもあります。
最高報酬はイベント・2泊3日の合宿・まとめイベントという形で1年を通して3つの場の仕切りをした時が最高報酬でした。
最低報酬は、実は4年目に入ったばかりの時の仕事なのですが「時間に対する労働対価が決まっている」ということで、3,900円×4時間で1.56万円でした。関係性にもよりますし、条件や内容によっても価格は変わるのですが、価格が安いからといって手を抜くみたいなことは出来ないのがファシリテーターの仕事だと思います。
誇りを持ってやりましょうね!
ちなみに、僕はとても恵まれていて、駆け出しのころから良いクライアントさんに育ててもらいながらスキルを獲得していました。
最初は3万円からで司会進行の補助的な役割でしたが、少しずつ単価と業務内容を増やしていただいて、現在の価格に落ち着いたといった感じです。
報酬の話になると「これだけの専門スキルや時間をかけたのだから、報酬はこれだけもらって当然だ!」とか「理解のないクライアントに買い叩かれる!」といった記事をよく目にしますが、僕の考えは少し違います。(気持ちはすごいわかる!)
市場価値の世界ですから、クライアントが設定した金額と自分の値づけの折り合いによって金額は決まる訳です。
ダンピングをすれば市場価格は落ちるから、値下げせずに価格維持しようということも分かりますが、必要以上に高く or 低くせずに条件が折り合わなければ断るとか、事前に仕様を設定するとか、金額の根拠を理解してもらうとか、そういった努力はするべきだと思います。時には、担当者が僕を採択するための稟議書作成とか会の進め方のアドバイスまでする訳です。
さて、少し脱線しましたが、何度も伝えているように「ファシリテーターは誰でもなれます。」
ファシリテーションで使う技術、手法、場数、思考は日常生活の様々な場面で使われていることなのですよね。誰かと対話をする、人に何かを伝える、営業マンがお客様を口説く等々、それらを総体的にして体系化したスキルが「ファシリテーションスキル」でございます。
もちろん、向き不向きもございますが、身近なところにファシリテーターとしての活躍の場があると思いますよ。
ファシリテーターに必要なスキルや資格なんかも記事にしていけたらと思います。
それでは、また!