世の中には様々なベストプラクティスと呼ばれているものがあるのですが、それを使いこなせるかどうかは結局、「人」にかかっているという話です。
例えば、ソフトウェア開発において「アジャイル開発」という手法がありますが、これの意味するところをきちんと理解して使っている人はどの程度いるでしょうか。
また、理解できていたとしても、その通りの行動できる人がどの程度いるでしょうか。
さらに、理解・行動できている人の妨げに、理解・行動できていない人がなっていないでしょうか。
上司が「アジャイル開発をやらせる」みたいなスタンスの場合、上手くいかないことが多いです。
特に、初めてアジャイル開発を導入する場合などは、上司がアジャイル開発をきちんと理解しておく必要があります。そして、アジャイル開発が上手くいくように、現場をサポートしなければなりません。既存の仕組みのまま、何かを大きく変えることはできません。
新しく何かをやる場合には、自分自身が変化する事が求められるという事です。
「人がいないからできない」
「上手くやってくれないんだよね」
みたいなマインドでは、結局、何も変えられません。
こういう人に限って、
「アジャイル開発やってみたけど上手くいかないよ。だからウォーターフォール開発の方が良いよ。」
みたいなことを言い出します。
変化を求めるなら、まずは自分の行動を変えられるような意識を身につけたいですね。