物の価格はどう決まるか?「需要」(欲しい人や量)と「供給」(売りたい人や量)のバランスです。これは仮想通貨も同じです。
例えば、無人島にお金しか持ってない複数人がいて、おにぎり1個売られるとしましょう。
おにぎりはすぐにmoonして100円どころか、相当な高値がつくでしょう。容易に想像がつきますね。これは食べると言う目的に裏付けされた需要が猛烈に高く、供給がとても少ないからです。
欲しい人が多いと少し高くても買いたいと思い注文値段を上げます。売る人は少しでも高く売りたいので同様に値段を引き上げます。オークションを思い浮かべてくれればわかりやすいですね。
なぜそのような事が起きるか?それは「食べる」という「実需」が大きく影響しています。(無人島という仮定がなおさら)
では仮想通貨はどうでしょう。買い物に使いたいですか?ガンガン国際送金するから買いますか?
答えは明白で、NOです。
つまり、まだ先ほどのおにぎりで例えた実需による価格上昇はしていないということです。 年末の高騰は何だったのか? 投機的需要です。 また無人島の例えでもしましょう
さっきの例えで、おにぎりのかわりにダイヤモンドが売られるとします。
価値はあるが「無人島から帰る」などの条件つきで今後の価値向上に期待して欲しい人がいるかもしれません。つまり今買っても腹の足しにもならないので「使えない」。実需がない状態。投機的需要ですね。これは仮想通貨の現状に近いです。
ちなみにおにぎりはだいたい100円程度で買えますが、これは米、ノリ、包装、物流費…そうした物の原価の積み重ねに、需要と供給の交差点で適正価格が決まります。
仮想通貨は実需段階になく、また原価もマイニングコスト等はありますが、適正価格がわかりません。高すぎるのか安すぎるのか。それは「実需」段階になってようやく見えてくるものでしょう。