皆さんこんにちは!UGOKのやねこ🐈です。
免許合宿、無事に卒業できました!あとは本免試験を残すのみです。
今年は就活もしたし同人活動もしたし免許合宿もしたので、なんというか躍進の年だな~~と思いますね。やりたいこと色々できてる気がする。
この調子で研究のほうも……頑張っていきたい……!!
さて今回は、遅くなりましたが7月下旬に行った「教員向けワークショップ」を受けての気づきや反省点についてまとめたいと思います。
(何故記事にするまでにこんなタイムラグが発生したかというとアレです……前述の同人活動と免許合宿が続いたからです……反省……。)
今回ワークショップで行なった内容は、主に以下の4点です。
[1]「プログラミング教育」についての説明
[2] Scratchを使ったプログラミング体験
[3] micro:bitを使ったプログラミング体験
[4] micro:bitを使った指導案を思索するディスカッション
[1]「プログラミング教育」についての説明
まずは「プログラミング教育」とはそもそもどのようなものか、その必要性、課題などについて、
OJK先生による講義が行われました。
ワークショップを行った小学校では以前にもプログラミング教育についての講習が行われていたようで、
プログラミング教育に向けての意識を非常に高く持たれているように感じました。
[2] Scratchを使ったプログラミング体験 (対象への命令、正多角形の描画 )
次に、プログラミング体験の定番とも言えるScratchを用いた実習を行いました。
Scratchはmicro:bitと同様、Webブラウザ上やアプリケーションでプログラミングできるコンテンツで、
命令ブロックを組み合わせることで簡単にプログラミングを行うことが可能です。
実習は対象物(ねこ🐈)に「〇歩動かす」「〇度回す」などの基本的な命令を与えて
操作することから始まり、
「変数」や「繰り返し」など、少し本格的なプログラミング的要素を用いた実習も行いました。
最終的に、「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」(※文部科学省、総務省、経済産業省が連携して、教育・IT関連企業・団体等とともに設立した「未来の学びコンソーシアム」が運営するWebサイト)にて
実地事例として紹介されている「正多角形をプログラミングで描画する」実習を行い、
算数の授業と絡めた事例を体験できる機会となりました。
ちなみにそのプログラミングはこんな感じです↓(※私が後日個人的にちゃちゃっと制作したものなので実際にワークショップで制作したものとは少し異なります…)
さらに余談ですが、変数を使って公式を当てはめればさらに様々な多角形を簡単に描画できるようになりますね↓
[3] micro:bitを使ったプログラミング体験 (LEDライトの点灯、明るさセンサーや無線を利用するプログラミング )
さて次に本題のmicro:bitですが、始める前に少しトラブルが……!(・ω・;)
以前の記事でも少し触れましたが、小学校のコンピュータ室のPCはフィルタリングがかかっており、
micro:bitのプログラミングを行うWebブラウザへのアクセスが制限されていたのです……!( ˘ω˘ )
ワークショップ自体は教員用のPCで代用して行うことができましたが、正直フィルタリング機能は思わぬ落とし穴でした。本研究の今後の課題ですね……。
気を取り直して、micro:bitを使用したプログラミングは、LEDライトの点灯や明るさセンサーの利用など、
画面上のモノではなく実際に手に触れる、三次元のモノを動かすプログラミングを体験していただきました。
上記のプログラムはかなりシンプルですが、micro:bit表面に搭載されている明るさセンサーを利用し、
明るさを数値として受け取り、それを棒グラフ(LEDライトの数)で表示するというかなり面白いプログラムです。
micro:bitに手をかざして暗くするとライトが減り、手を放して明るくするとライトが増える、といった感じですね。
それから、micro:bitを2つ使用した「無線」を使用したプログラミングも好評でした。
これについてはまた別記事でしっかりまとめようかと思います…!!
micro:bitはScratchと違って馴染みの薄い分、少しプログラムのダウンロード等に苦労がありましたが、
やはり「プログラムで実際にモノを動かせた」という達成感は大きかったように感じました。
[4] micro:bitを使った指導案を思索するディスカッション
最後に、サーボモーターを使用したmicro:bitのプログラミングを紹介する簡単な動画を観ていただき、
教員の方々同士でmicro:bitやセンサーを使った指導案をお考えいただく時間を設けました。
時間の関係上、ディスカッションの時間が短く、さらに各センサーについて説明不足になってしまった部分もありましたが、
モーターと組み合わせた「速度」の問題や、明るさセンサーを「鏡の反射」の問題に利用するなど、
教科と絡めた観点から多種多様なワーク案を考案してくださり、大変興味深く感じました。
①ワークのスタイルについて
今回のワークショップは予め具体的に「このようなプログラミングを行う」と決めた上で、
壇上でOJK先生がお手本のプログラムを示しながら、教員の方々にそれを真似る形でプログラミングを行っていただきました。
その性質上、プログラミングの「体験」にはなりましたが、実習を通して「考え方」を
理解していただくには至らなかったのではないかと感じました。
時間や人数の問題でもありましたが、もう少し手を動かしながらプログラミングを学ぶ時間があればよかったと思います。
あと、人数の関係上指示が通りにくい場面もあり、各々がプログラミングを進める場面もあったので、
逆に「自由にプログラミングに触れてもらう」時間もあればより楽しく、能動的に
学習できる側面もあるかと思いました。
この反省は今後の研究にしっかり活かしていきたいですね。
②フィルタリングによる制限
「こういうトラブルもあるんだ……」という教訓になりました。
フィルタリング自体は悪いものではありませんし、これ自体は自治体単位で管理されているもののようで、
実質どうすることもできない問題のようです…。
こう言っては何ですが、政府からプログラミング教育を推奨されているというのに、
その設備がほとんど整えられていないというのは困りものですね…。
③教材考案は難しい
時間が限られていたこともあって、micro:bitやセンサーと教科を組み合わせたワーク考案は皆様難航されているようでした。
実際に教育を行っている方々でも、プログラミングと教科を結びつけることは難しいのだと思われます。
だからこそ、その指針となれるようなワーク考案を、私たちの力でできたらいいなと改めて感じました。
……ただ、今回の場合時間不足と、センサーの説明不足も主な原因だと思うので、
次このような機会があるときは余裕を持った時間設計をすることを大事にしたいですね…!!
それでは随分長くなりましたが、今回はここまでです。
ワークショップで行ったプログラミングについてはさらっと流してしまったので、次はそれについて
しっかりまとめようかと思います。
それでは、ここまでお読みくださった皆さん、誠にありがとうございました!
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