ちなみにこれを書いているのはおっさんである。
放浪生活を送っていた時、洗濯するのが面倒でボクサーパンツを捨て、使い捨ての紙パンツで代用して生活していたことがある。
しかしながら不快な肌触りと低い機能性に嫌気がさし、在庫切れの一か月ほどで打ち切った。
その後、新しいパンツを調達してもよかったのだが、「邪魔くさいからいっそノーパンで生活してみよう」と思い立ち、そこから1年程度ノーパン生活を送っている。
結論から延べよう。
ひとたびノーパンの開放感を味わうと後にはもどれない。
いくつか良さを列挙してみたい。
開放感
締め付けられてる感がないので、開放感はかなり高い。
「自由だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と股間が声を上げている姿が目に浮かぶ。
ただ逆に言うと収まってる感もないので、このあたりは人によって好みがわかれるだろう。
股間に熱がこもらなくなった
ノーパン生活開始当時、わたしは玉袋がかゆかった。
いわゆる陰嚢湿疹というやつである。
股間が熱され、汗をかいているときが特に痒かった。
しかしノーパン生活を始めてからと言うものの、股間にこもる熱が小さくなったためか、かゆく感じる時間が減った。
掻きむしるようなこともなくなったので、皮膚のバリア機能が復活し、次第に陰嚢湿疹は改善。
しばらくすると完全に症状がなくなった。
ほかの要因もあったのかもしれないが、ノーパンは玉袋を救うのかもしれない。
また、股間に熱がこもっていると大切な精子の働きが低下する可能性があるらしい。
ということは股間にこもる熱問題を解決すれば、精子の状態を健康に保てるかもしれない。
観察実験を行っているわけではないが、目に見えないところでそういったメリットが生まれている可能性も否定できない。
荷物の量が減った
パンツが占有していたスペースがなくなったので、荷物は減った。
ミニマリスト的放浪生活者にとってこのメリットは計り知れない。
とはいえ得るものがあれば失うものもある。
思い浮かべてみると結構見つかった。
社会の窓からボンジュール
チャックの閉め忘れでわいせつ物陳列罪に問われる可能性がある。
わたしもファスナー部分の作りが甘い外国製のジーパンであわやボンジュール状態だったことがある。
響く
本来は女性の下着のラインが服に浮き出るときに使う言葉であるが、ズボンの素材やサイズ感によっては形が生々しく浮き出る可能性もある。
ズボン選びは真剣にならざるを得ないが、試着の際にはパンツを履かなければいけないという矛盾が生じる。
意外と洗濯物は減らない
パンツこそ洗わなくてよいものの、ズボンに直に便のディストリビューターがつくわけで、ズボンは頻繁に洗濯する必要が出てくる。
となってくると洗濯物は減らないどころか、増えている可能性だってある。
巻き込む
チャックに陰毛や皮が巻き込まれる事故率が高くなる。
これが結構痛かったりする。
「いかにパンツに守られきたか」を肌で感じることになる。
そういうわけでメリット・デメリット共にあるものの、トータルで見るとノーパンは素晴らしい。
もちろん人によって好き嫌い・向き不向きあるだろうが、一度試してみる価値があることは間違いない。
ただしくれぐれも日中のボンジュールには注意したい。
ノーパンは自己責任である。