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”鎖国”先進国:日本再浮上のチャンス!

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  • wahshoi
  • 2020/04/13 02:31

世界に蔓延中のコロナによって各国”鎖国状態”になりつつあります。もしこの状況が長引けば、鎖国経験国の日本は先進国として、1980年台に米国から発信された”Japan as a Number 1”に再浮上するチャンス到来です! 更に今まで潜在的に抱いてきた”欧米に追い着け、追い越せ的な意識”から完全に脱却し、日本が昔(特に鎖国時代と言われた江戸時代)から積み上げてきた方法、仕組みを見直すことによってどの国よりも早く立ち直り、そして新たな発展の流れに転換することができるのではと感じています。また世界はすでにグローバル志向から自国中心志向(一種の鎖国)に急速に方向転換(例として、米国トランプ大統領のアメリカファースト宣言、英国のEU離脱など)したので、コロナ終息後もその勢いは増していくものと思った方が良いでしょう。このような劇的な変化に対して、鎖国未経験国はその対応に苦慮する状況になり、その結果日本が世界からまた注目を集める時代が到来するのではと、期待を込めて投稿した次第です。

しかしそのチャンスを生かすには幾つかのハードルがあります。まず鎖国経験済と言っても200年以上前の経験ですので、残された文献からノウハウを発掘する必要があります。また特に昭和世代にとっては戦後の欧米優位意識(つまり日本のやり方は古いという固定観念)を変えることは難しいです(筆者もそれにどっぷり浸かってきた世代です)。しかし最近の若者世代の意識の傾向は、ある意味昔の日本的な方法に向かっているのではと感じています。例えば、何とかAs-a-Serviceのように、物の所有からその機能を提供するサービスを利用するという価値意識の変化に対応したビジネス。江戸時代の庶民は必要最低限のものしか所有せず、物の貸し借りを頻繁にしていたようです。(例とし、庶民は貸家住居の長屋住まい)。また製品開発などで言われ始めているエコシステムは、まさに物のリサイクルの発想からで、これはモノを大事にする日本人の意識と同じです。さらにBlockchain、Web3.0の情報、データを仲間で共有、管理するというコンセプトは、日本の村社会そのままです、などなど。このような流れが加速すれば、ハードルはそんなに高くないかもしれません。加えて、昔の文献をビックデータ化して、AIでノウハウ探索するなど、実現を加速できる技術はすでにあるのではと思っています。若者世代に期待しています。

さて日本復活が実現した後ですが、世界が”鎖国”状態になっても、ネットを介しての情報交換は可能です。そして近い将来5G以降での3D映像発信によって仮想現実体験を提供し始めると、復活した日本の状況が世界に流れ、改めて日本についての興味が生まれます。さてこのような状況になった時、日本はどう対応すべきか。従来のようにやみくもに受け入れるのではなく、真に”日本の良さ”を理解し、共鳴した国に限定し、交流しましょう! マルコポーロによって”ジパングが黄金の国”として紹介され、日本が憧れの地として持てはやされた時代に戻ります。そして長崎出島のようなイメージの対応をしたら痛快です!

最後に先に記した”日本の良さ”についての懸念があります。すでに世界に知られている、”おもてなし”、”安全”、”親切”、”高品質”、”真面目”、”約束を守る”、”時間厳守”、”清潔”、などなどたくさんありますが、残念ながら最大の良さであると思われていた、”仲間意識”が失われつつあります。1980年台頃までは、”一億総中流”と言われ、皆同じ頑張る仲間として意識し、その結果がJapan-as-Number1でした。しかしその後は、自己責任、勝ち組負け組、契約社会、格差社会、などの欧米的な概念を背景にした個人主義が台頭してしまいました。その結果がいわゆる”失われた20年”となり、その傾向は全く変わりません。筆者は外資系ハイテク企業に在職中はこのような欧米の概念と論理にどっぷり浸かり、それを当然のように受け入れてしまってきましたが、最近疑問を持ち始めてきた時に、一冊の本に出合いました:「情の力」で勝つ日本 日下公人著(PHP新書)です。この本の見出しは衝撃的です:曰く「合理性、効率化、論理的思考などは、低レベルの発想である。以心伝心、直観力、情報読解力、組織力、仲間意識、ひらめき、、、やはり、日本の「本当の強み」はここにあった!

日下氏の持論:”これからは次第に多くの国が日本的なるという世界になっていく”。筆者はこれを実感したことがあります。以前何人かの欧米人から、彼らの子供の頃は、日本の漫画で育ったと言っていましたので、すでの漫画を通して日本的になっているのではと感じました。彼らの感想の1つに:”日本の漫画は敵と味方で戦っていても、最終的には皆仲良くなる。欧米は完全に相手を滅ぼしてしまう”とのことです。これで思い出したのは、将棋とチェスです。将棋は取った敵の駒を味方として使いますが、チェスは不可です。この話をすると、以前の欧米人は理解不能の反応でしたが、最近は理解しようと前向きな反応に変化していると感じています。

欧米概念、論理にどっぷり浸かった反省を踏まえ、次の世代に引き継げるように、日本の良さをハイテク技術で如何に引き出し、実現できるか思案中です。

 

 

 

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前期高齢者から次の世代に向けて希望が持てる話題をお届けできればと思っています。

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