米軍での逸話から、戦時になるとその都度組織を編成するそうですが、その組織メンバーを選ぶ方法は、「有能だが活動的でない者」を司令官、「有能且つ活動的な者」は実行リーダー、「無能で活動的でない者」はその実行メンバーにする。しかし残りの「無能なのに活動的な者」は「その場で射殺」する!つまりその者は組織にとって百害あって一利無しとのことです。言われてみれば納得します。
ここで「有能」とは何かです。以下を読む前に、読者の皆様も少し考えてみてください。。。。
筆者の考えは、「有能」とは、組織全体の視点で行動できる能力では。言い換えると「無能で行動する」とは、自分中心に考えで行動し、それが往々にして組織全体に悪影響(不利益)をもたらす。
では「無能で活動的でない」についてですが、これは普通の人(筆者も含めて)がこれに該当するのではと思っています。つまり、組織全体の視点を持つ経験、訓練の機会を持てなかった者です。活動的では無いは、動くことに消極的ということではなく、日々の暮らしの活動に没頭し、新しい事に興味があってもそれを実行する機会に恵まれなかった。言い換えると危機意識を目覚めさせれば、即座にチームメンバーの一員として実行できる人です。災害に遭遇した普通の人が取った行動をみればそれは明らかです。
昨年からのコロナ禍での日本の「緊急事態対応」と思われる数々の不備が明らかになりました。 これによって「その場で射殺」されそうな人が浮き彫りにされたのでは? 政治家、財界、学会、マスコミなどなど。。。
根本問題が明らかになりましたので、問題解決に向けて行動している人を応援するだけでなく、自ら何かできるかを考え、微力ながら実行しようと思っています。
次回は、「活動」について思いを記します。