サイコパスと聞いて、どんな顔の人を思い浮かべますか?
映画やドラマなのでは、面長でヘビのような顔の印象がありますが、本当は違うのかもしれません。
ドイツのヨハン・ヴォルフガンク・ゲーテ大学の研究グループは学生に在籍する成人男性96人と、少年院に収容されている男性14人を対象として、顔の形状を調査しました。
すると、横幅の比率が大きい男性ほどサイコパシー傾向が高く、反社会的性向が高いという結果が出たのです。
つまり、顔の幅が広い人ほどサイコパスである可能性が高いということですね。
また、カナダのブロック大学の研究チームも顔の形状とサイコパス性に関する実験を行っています。
実験では146人の男性と76人の女性を被験者として、あるゲームをさせました。
そのゲームでズルをする傾向が高かったのが、顔の幅が広かった人だったのです。
しかし、女性はあまり顔の縦横比とサイコパシー傾向には関連性が見られなかったようです。
男性のサイコパスは顔で分かるかもしれないけど、女性の場合は見た目だけではあまり区別できないということですね。
さて、サイコパスには反社会的な人間も多くいるので、「サイコパス=悪」という印象を持っている人が多いのですが、必ずしもそうとは限りません。
社長さんの中にはサイコパス傾向が高い人も多く、成功している人もたくさんいます。
彼らは肝が据わっているので、様々なことに臆せずチャレンジできるのです。
だからこそ、成功を掴みやすいんですね。
参考
「サイコパス」(中野信子)36-38頁