効率的に情報をとるには?なんてことを本気で考えてみました。僕なりの考察なので、あくまで参考程度にしてください。
そもそもなんで効率的にとる必要があったかというとWeb3.0とかブロックチェーンの勉強を始めたのがつい最近で、表層部分は理解したつもりだけれどちょっと踏み込んでブロックチェーン業界をのぞくと話している内容がちんぷんかんぷん…すごく面白そうな技術だけど話についていけない、でも少しでもいいから理解したいし自分でも触ってみたいっと思ったのがきっかけです。
で、圧倒的な差がある中でどうすればその差を埋められるか(もちろん追いつくのは無理だと思っている…)を考えた結果を今回一部だけ書きます。
時間の問題についてはどうしようもない。だって時間だけはみんなに平等に流れているから。あと個人的な問題だけれど極端に眠る時間を削りたくない。削らないじゃなくて「たくない」んです(ただのわがままです)。ショートスリーパーの人は羨ましいなと思うこともありますが、多分遺伝的な要素もあるだろうし自分には向いていないと気づいた時点であきらめました。そもそも寝ることが好きだし、無理して身体を壊すのは非効率だし、眠くてぼーっとしながら一日過ごすのも非効率。なので調べる時間を無理して増やすという選択肢はないなという結論に至りました。
そこでどうすれば限られた時間内で情報を取れるかを調べました。パパパパッと速い速度でページをめくるアレは僕の知識では理解が追いつきませんでしたので、そういうすごい技術については書きません。というか書けません。
今の自分の理解では情報処理する際には大まかに感覚的なもの、短期的なもの、長期的なものに分かれている(実際はもっと細かい)。その前提で短期的な記憶は7±1とか4±1メモリーくらいの蓄積能力があると言われています。言語という点に関していうと普段プレゼンなどでキーワードを3つ前後にすることをオススメする人が多いことなどから、人間は短期的に4±1くらいの情報であれば頭の中で比較して考えることができるのかなと感じています。
その点を踏まえると、一つの言葉を1メモリとしてカウントすると、人間は4つ前後の言葉を繋げて頭の中で整理することができる、ということになります。例えば「私は」「リンゴを」「食べます」だと3メモリですね。文章を1単語で表現するのは難しいので、複数の単語を頭の中で一時的に保存して先の例なら3つのメモリを一つにまとめ直し1フレーズに変換する。今度はこのフレーズをまた複数まとめて一つのメッセージに変換して理解する。この連続で人間は長い文章を4±1という限られたメモリーで理解をしている。
長期的な記憶に関しては、先の短期的な処理の過程で側頭葉にある海馬(反復学習)や大脳辺縁系にある扁桃体(原始的な脳、イメージなどで覚える)を用いているらしいのですが、ここで疑問なのですが先のパパパパパッと読む手法はココに限界があるのでは?本当に記憶してる??っというかそれ僕にはできない…。
そもそも人間の脳は他の生物と比較すると記憶力が悪いと言われています。記憶力が良いと優秀だねっと言いたくなるとは思いますが、記憶力と応用力はトレードオフの関係になっています。
極端に記憶力が良いと、「A」を「A」と理解すると、「A」が少し変化して「A'」になるともう「A」とは認識できない。もうちょっと具体的に言うと、例えばここにガラスのコップがあり、それをコップと学習したとします。ある日、違う場所でガラスのコップについては「これはコップです」と理解できるのですが、紙のコップは「これは何ですか?」とコップとして認識できない。極端な例ですが、これが極端に記憶力が良い場合に起こる現象です。
逆に記憶力が悪いことのメリットは、曖昧に記憶することによって、似たような要素を持ったモノやコトを何となくで理解し、似たようなものとして捉えることができる。つまりアナロジー思考ができ、似たようなことであれば過去の記憶を元に応用して行動することができるのです。他の生物と比較しても人間の学習過程がとても長いのは、記憶力の曖昧さが関係しているのかもしれません。
少し話が長くなりましたが、パパパパパッと読んで記憶できないとは言いきれないけれども、おそらくそれは特殊なパターンではないのかなというのが今の僕の理解しているところです。なので僕はそんなに記憶力もよくないし、よく物忘れもするしで、向いていないなぁっと思ったという話です。
すごく前置きが長くなってしまいましたが、あと少しだけ書きます。じゃあどうしたら効率的に読めるのか。ポイントは短期記憶のメモリを効率的に使うことだという結論に今は至っています。
スピードを速めたことで読解力は落としたくないので、限られたメモリーを節約して読む。
具体的にはメモリーは4±1という前提で、文章を細かく捉えすぎると文脈を捉えにくくなります。例えば「私は」「リンゴを」「食べます」を3つのメモリーで理解するのではなく、「私はリンゴを食べます」という意味の塊として理解すると1メモリで理解できる。この例文のように短い文章だとわかりやすいのですが、一文が長い文章は読解が難しくなります。
気づいた方もいらっしゃると思いますが、この塊で理解して読むとは英語を読むときに教わったスラッシュリーディングの手法です。ただ、よく考えたらすごい技術だと思います。一つの言葉を理解する速度には物理的な神経を通って脳に伝わるので必ず限界スピードがあるはずです。それを脳科学者の池谷裕二氏が書いていたように記憶していますが、数値や何に書いてあったかも忘れてしまいました。(誰かご存知でしたら教えてください。)
仮に一つの意味の塊を0.5秒で理解するとすると、通常3単語を理解するのに1.5秒かかるところ、三単語を一つの意味として捉えると0.5秒で捉えられるよっということです。また一単語づつ理解すると、4単語付近で短期的なメモリが枯れはじめるので情報をまとめにくくなり読解力低下、返り読みなどの現象を起こす可能性がありますが、3単語まとめて理解するなら、3単語×4±1=9〜15単語くらいのボリュームを頭の中で一時的に捉えることができます。つまり情報が整理しやすくなるということです。厳密には9から15単語は意識できないので、それらをまとめて4±1の意味の塊として理解しているということになります。一応3単語を例にしましたが、活字慣れをしているのであればもっと多くの単語をまとめて理解することは可能だと思います。もちろん限界はありそうですが。
メリットは情報処理スピードが上がる。デメリットは単語をまとめて理解するので、細かいニュアンスはボヤける。ですので、メリットデメリットを把握して臨機応変に使い分けることが重要ですね。
今回はとりあえずここまでです。
その②はアウトプットを意識して効率的にインプットする実践編です。