電子書籍『人文学(とちょっとだけ仮想通貨&NFT)で、これからの生き方を学ぶ』の「第九章、前編)お金と芸術品→仮想通貨とNFT」です。
目次はこちらです。
よろしくお願い致します。
本題に入る前に、ここまで書いたことをまとめておきます。
一、世界を先導してきた欧米人の思想の源泉は古代ギリシャの哲学に遡る
二、その思想は「自由民と非自由民」で「パンとサーカス」の元でもある
三、芸術が良いものとされたのは、それを嗜むためには教養が必要だから
三番の補足として我々日本人が知らなければならないのは「生きるという行為から外れて何かを楽しむことは、人類しかできない(他の生物にはできない)尊いものである」という評価です。
これは欧米の教育が「人」と「自然(神)」で分けられており、かつ「人」が他の生物と区別されているところからもうかがえます。
そのためには教育というものが必要であり「教育は良いものだからお金がかかって当たり前」という状況だったのですが、それが庶民でもそれなりの教育を受けることができた日本とは決定的に異なるところでした。