※目次※
電子書籍『嗜好は情報化する』の「はじめに」です。
こちらは無料で公開します。
よろしくお願い致します。
今作で私がお伝えしたかったことは、日本で生活する皆さんに幅広く当てはまることです。ただし例として挙げた事象がコンビニまたはコンビニ限定商品であること等により、特にコンビニオーナー様に向いている内容だと思います。
また、お気付きの方も多いとは思いますが、このタイトルはナポレオン・ヒルの名作『思考は現実化する』のパクリ……じゃなくてオマージュです。しかも当初は『嗜好は情報化する(笑)』でした。内容はそこそこ真面目なものなので「笑える話が読みたいと間違って買われた方がおられたら申し訳ない」と考えて、末尾の「(笑)」を削除しました。
というわけで「思考」ではなくて「嗜好」の方の「シコウ」について(ややこしやー)。恐らく「思考」は大事なものだと皆さん認識されていますが、一方の「嗜好」はそうでもないと思っておられる方が、かなり多いのではと私は疑っています。もちろん人にもよるでしょうけども。
とはいえ、昨今は節約が声高に叫ばれているわけですから、やっぱり「嗜好品」は「生活するために必要のないものだから、そんなに大事なものではないだろう」と思う人が多いのもうなずけます。確かに「嗜好品」は「なくても生きていけるもの」ですので。
(それに対して「生活するために必要なもの」は「日用品」であり、節約時には「必要最低限の機能や効果を持つものを選び、できるだけ安く買う」のが良いと言われています)
「嗜好」とはその人の好みです。つまり生活する上で必要な日用品とは違って、人それぞれに価値観が異なるものであり、それを持っているか持っていないかによって、その嗜好品が「好きか好きではないか」がまずわかります。その上で、物によってはさらに「どういう理由で好むのか」が人によって異なる場合もあるでしょう。
この「どういう理由で好むのか」が多岐にわたる場合、よりたくさんの情報を得ることができます。さらに言えば、このようにたくさんの情報を得ることができる嗜好品とは、嗜好品の中の嗜好品、つまり高級品の場合が多いのです。
何故高級品が嗜好品の中の嗜好品なのか、それは嗜好品が「価値あるものを、それなりの価格で、その価値のわかる(趣味を持つ)人だけに」向けられるものだからです。たくさんのお金を費やしてでも欲しいという度合がより高く、そこまで高く評価してお金を出すのが僅かな人に限られる物、それが高級品だからです。
昨今の節約するのが当たり前の世の中では、この「嗜好品から情報を得られる」ことに気付いておられない方がかなり多いのではないかと私は思います。この行為を極めることができれば、節約するよりもさらに資産を増やすことができますし、またお金を失う機会や可能性を減らすこともできるでしょう。
何故ならこの行為で得られるのは、主にその「人」についての情報だからです。得られた情報を駆使することで、あまり一般的ではないお金を稼ぐ方法に気付いたり、逆に一見好人物に見える危険人物からの悪事や災難を免れたりすることができるからです。
私は個人的に、この「嗜好品の市場が壊滅的であることが、日本の衰退の原因の一つ」と考えています。嗜好品の市場が壊滅的なのは、節約のみを美徳とする古い価値観が跋扈していることが最も大きな原因であり、その「従来の常識を唯一正しいものとする」古い価値観が日本の社会全体を覆っていることが、根本的な原因だと考えています。
だから皆、従来の常識に当てはまらないものを簡単に貶めることができるのです。このことが当たり前になっていると、新しいものを生み出そうとチャレンジする人が激減しますよね。誰だって傷付きたくないですから。それらが様々な分野で頻発し全体的な委縮に繋がり、その結果日本の衰退はさらに加速しているのです。恐ろしいと思いませんか?
まずはこの本を手に取って読んで頂いた方から(って、電子書籍やん)。お金を左右する「人」についての「情報」を得る方法をマスターして頂き、より裕福にかつ幸せになって頂きたいと思っています。私は本気です。何せあなたの幸せはいずれ私の幸せになりますから。
何故あなたの幸せがいずれ私の幸せになるのか。この点が気になる方はインターネットで「(広義の)デジタルトランスフォーメーション」を検索してみてください。世界がより良い方へ向かうとするならば、私の考えもその方向に合わせるのが得策でしょう。あなたもご一緒に。って、何か怪しい宗教みたいですけど(笑)。
なお、まず私が何者なのか(怪しい者ではないか等)の方が気になる方は、最後の「あとがきにかえて」からお読み頂くようお願い申し上げます。
※ここに書かれている内容については仮説であり、結果を保証できるものではありません