タイトルがえらいことになりましたが。
ふじでんでんでんせつ……って、何やねん的な。
というわけで今回は、日本マクドナルドを創業したことで有名な、故・藤田田氏のお話ですが。
あるいは、孫正義氏が少年時代に助言を求めたというエピソードの方が、今は有名なのかもしれませんね。
ではいきます。
先日、KTAG様の以下の記事を拝読致しました(また他人様の褌で……)。
この記事のテーマは「災いの元となる口を塞ぐ」です。
もっとわかりやすく言えば、口を慎もうねというお話ですが、私はこの時に故・藤田田氏を思い出しました。
そこで、コメント欄にそのことを書いたところ、KTAG様よりお返事をいただきました。
以下、画像で引用します。
というわけで、藤田田氏の田というお名前は、クリスチャンだったお母様から付けてもらった名前のようです。
どういう理由かは所説あり、そのうちの一つが口を慎むように、というものでしたが、画像にもあるように、実際はかなり「要らんこと言いのおっちゃん」でした。
そこで今回、お話ししたかったことができました。
ある経済系の番組で、藤田田氏がインタビューを受けた時のこと。
インタビュアーの方が「ハンバーガーはよく召し上がるのですか?」と尋ねたところ、藤田田氏のお答えは以下のようなものでした。
「いえ、一切、食べません(きっぱり)。
日本人には米の飯が一番ですよー。
がーっはっはっは!!!」
一切、誇張していません(きっぱり)。
この番組を観ていた私は、ホンマにコーヒー噴きました。
一部が気管に入って、苦しくて死ぬかと思いました。
これで死んだら、死因は笑い死に???
そりゃ、死ぬときは笑顔で死にたいと言っていたけど、これはちょっと……などと、いろんなことを一瞬考えましたが、幸いなことに今も生きています。
ちなみにですが、この時の私が予想していた答えは以下です。
「私の若い頃はやはり、アメリカという国は豊かさの象徴ですから。
憧れというか、自分も日本も、あんな豊かな国になりたいというか。
ハンバーガーをかじった時、その時の気持ちを思い出すんですね。
そして同時にですね、若かった頃の自分も、思い出すわけですよ。
あの頃の自分はこんなことしてたー、あんなこと考えてたー、とか。
……以下略……」
そんな想像をしながらも、テレビに向かって「噓や! 絶対、嘘や!」と、ツッコミを入れようと虎視眈々と待ち構えていたわけですけども。
真逆の方向から予期せぬ攻撃を受けて、あっさり一本……いや、もうちょっとで命を取られるところでしたわー、がーっはっはっは!!!
で、この時から、かなりの時間が経った後。
藤田田氏が別の番組で、同じ質問をされているところを観ました。
その時は以下のようなお答えでした。
「いや、私はもう年ですから、油っこいものはちょっと。
ご飯の方が合います」
ああ、加齢によってちょっと弱気になっちゃったのかなーとか思いましたが、この時の日本マクドナルドの業績はあまり良いとは言えませんでしたので、そちらの方が理由なのかもしれません。
(このちょっと後ぐらいに書かれた『日本マクドナルド、カリスマ藤田田氏に残酷な評価』という記事をウィキペディア経由で見つけました。
ご興味ある方はどうぞ)
ではここで、もう一つ。
藤田田氏のご子息のお名前をご存じでしょうか?
藤田元氏に藤田完氏です。
ええっと……何でそんなお名前を……とか、思いませんか?
私は思いました。
ですが、名前として良いとか悪いとかではなく、お父様なりの愛情がいっぱい詰まったお名前であることは確かでしょう。
再度、先ほどの画像を引用致します。
商売をする上で、覚えてもらいやすい名前は、圧倒的に有利です。
この場合は、例えば「私の名前は元ですが、兄弟はウ冠を付けて完で……」となるわけですけれども。
そうなりますと聞いた方は「えーまじでー?!」となって、忘れられないですよね。
ついでにご兄弟も、同時に名前を覚えてもらえますし。
で、実際にこの私も、今まで覚えていたわけですから。
しかしご本人様である、藤田元氏と完氏のお気持ちはどうだったのでしょうか?
ちょっと聞いてみたい気もしますが、そうやって「この人と話してみたい」というきっかけを作るためにその名前を付けたわけで、やっぱり愛情がいっぱい詰まった名前であることは確かでしょうね。
……でも、私なら嫌かも(←ケンカ売ってもーた)。