
「若い人が挑戦しない、それは失敗を恐れているから」
……と、言われてかなりの時間が経ちました。
あらゆるものに対しての挑戦ですから、当然ながら起業も含まれます。
さらに起業に挑戦する人が少ないと、当然ながら起業に成功する人も少なくなりますので、結果的に日本の経済の伸びが鈍化することに繋がります。
以前にもお話ししましたが、実際に日本の起業無関心者は他国と比較して多いという傾向があります。
中小企業庁様の中小企業白書より、以下のグラフを添付します。
(なお、この画像は白書・審議会データベース様より見つけることができました。ありがたやありがたやありがたや)
これらのグラフを検索していると、ニッセイ基礎研究所様の記事を見つけました。
この記事の中にも「失敗を恐れ、リスクの回避を好む強い傾向」ということが指摘されています。
このような強い傾向を弱くするためには、どうすれば良いのでしょうか?
抜本的な対策としては「日本の社会全体が、失敗に対して寛容になる」ということが挙げられます。
そのためには、個人の一人一人が「失敗に寛容になるようにする」ことを努力して、それが当たり前になって……
……いや、それは……
あまりにも、難し過ぎるのではないですかと。
というわけで、ここですよ、ここ。
ここで、哲学者デカルト先生の名言……
◎困難は分割せよ
……の登場です。
つまり「もうちょっと、個人でも容易くできる小さなことはないものか」と。
次の記事ではそのことを考えてみたいと思います。