はじめまして、本木れいと申します。
世間様の一般的な肩書ですと「専業主婦」になると思うのですが、その実態を普通に言えば「ひきこもり」で、悪く言えば「ナマケモノ」です。
電子書籍を何冊か出していますが全然お金にならないので、職業と呼ぶことができないという状態です。
(が、元々職業にする気はなく「目指せボランティア(または自転車操業)!」で、持ち出しだけは回避できれば良いな……と思っていたのですが、現実は厳しいもんです)
現在の主なテーマは「日用品と嗜好品」です。
このテーマはコロナ禍で仕事の契約期間が終わった後、次の仕事に就けなくなったことが、事実上のきっかけのような気がします。
日本では「ひきこもり」といえば、はっきり言って良い印象はありません。
しかし、フランスでは「そこまで悪い印象ではないらしい」ということを知ります。
(参考『なぜフランス人は「ひきこもり」を誇れるのか? 日本人医師に聞いた』)
そしていろいろ調べてわかったのは、これが「フランスが高級品を売るのが上手い理由」の一つではないかということです。
そこで、高級品とは「嗜好品の中でもより嗜好性の高い、はっきり言って要らないもの」というのが日本人の認識ですが、これによって日本人が高級品を含む嗜好品を上手く売ることができないのではないかと思ったのです。
そしてその嗜好品を調べているうちに、NFTにたどり着き、そのNFTのゲーム「クリプトスペルズ」さんにたどり着いて、そこからALISさんにお世話になることになりました。
元々、仮想通貨にはあまり興味がなく知識もなかったので、随分と時間がかかってしまいましたが。
このALISさんは「良いものを良いと高く評価できる人」も「高く評価する」という、今現在の日本に欠けた能力を持つところだと。
それが他の仮想通貨とは決定的に違うところだと、私は思います。
この「評価する」という能力は、いわばお客さん側の能力です。
日本は勤勉な国民性故に優秀な労働者が高い評価を受けるのは良いのですが、それが少々行き過ぎており、優秀なお客さんがあまり高く評価されなくなってしまいました。
フランスでは芸術や高級品について、その価値がわかるお客さんも(「価値がわかる」ということで)高い評価を受けます。
日本ではお客様は神様と言いながら、お金を出すという行為のみ評価され、過去にお金を出した未来のリピーターを粗末に扱い、評価してくれたお客さんに対してのありがたさのようなものが、あまり感じられません。
それ故に「アニメが世界で人気、日本はすごい!」と言って自画自賛するだけで、高く評価してくれたお客さんに対する感謝が足りないのではないでしょうか。
日本の生産性が低いとか、GDPの伸びが鈍化しているとか、言われて久しいですが。
例えば日本国内で優れた商品や芸術品を生み出して、その品の実力を正しく評価できるお客さんがたくさんいて適正な価格で売られたら、その分GDPも伸びることになります。
今は正しく評価できる人が少なく、とにかく安く買おうとする人が多く、それが最終的に回り回って日本全体を貧しい状態に導いていると私は考えています。