
……いや、それは前から知っているんだわー。
頭ではわかっちゃーいるけど、それを感情が許さないんだわー。
というのが、今回のお話です。
以下の記事で「がんばって耐えよう」とか言うてましたが。
まーこれはこれで、辛くなったら読み返すつもりではありますけど。
それでも辛いもんは辛いです。

何でそんなに辛いのかと言えば、以下。
①行動経済学の「損失回避」
②行動経済学の「保有効果」
というわけで、まとめて言えば「行動経済学的な理由」によるものです。
(行動経済学にご興味ある方は、以下のKTAG様の記事をどうぞ!
おすすめです)
行動経済学がそもそも「人は合理的な考え(経済学)のみならず、感情(心理)で動く」というものですから、それをそのまんま私自らがやっちまったよ……というのが、今の正直な感想です。
①と②いずれもどの程度なのかは個人差があります。
①は「人は得して喜ぶよりも損して悲しむ方の感情が強い」というものです。
だから今回、損をして辛いなーと思うわけです。
②は「自分が所有するものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる心理現象」ですが、今回はこの直接の意味ではありません。
直接の意味では「個別株に投資しているが、その会社に対しての思い入れがあるから損切ができない」場合に相当すると思います。
なら、どういう意味なのか?
それは……
◎お金=日本円に対して歪な保有効果を発揮した
……ということです。
私は労働者としての能力は著しく低く、ずーっと非正規で働いてきました。
その仕事内容で最も長いのが、ヘルプデスクなどの電話の仕事です。
いやもう、無能だからもう辛くて辛くて仕方がなかったんですよね。
今でもお金使う時に、ちょっとだけ辛いと感じます。
それでも昔に比べると、かなりましにはなりました。
つまり、具体的な表現をすると……
◎お金=自らの時給で換算(お金≠日本円)
……ということです。
つまり、株価が下がり資産が減ると「これ、私は何時間ぐらい働いた分だろう」とか、あるいは「何時間、クレームぐるぐる巻きの嫌な電話に出なければならないんだろう」とか、そのように換算してしまうというわけです。
お金はお金です。
労働で稼ごうが節約して貯めようが投資で増やそうが、お金はお金です。
だから「辛い思いをして稼いだ僅かな金額のお金に、金額以上の価値を見出すのはおかしい」のです。
それは「私が無能だから僅かな金額しか稼ぐことができなかった」だけです。
頭ではわかっています。
なのに何で、お金を労働の対価で換算してしまうのでしょうか?
いや、それは感情だから。
もっと理性的にならなければ。
……と、思っても思っても思っても、どうしようもないです。
諺にもあるじゃないですか。
『三つ子の魂百まで』とか『雀百まで踊り忘れず』とか。
と、書いたところで一応意味を調べると、これは教育ではなく「性格」とか「道楽」とか、そういう話でしたわー。
そこでさらに検索すると『昔取った杵柄』が出てきました。
杵柄?!
私にそんなものはない!!
それがないからこんなことになっとるやんか!!!
……という、謎の怒りが大爆発……。笑。










