昔から走っている時にアイディアを思いつくことが多かった。
走り始めた時、頭の中では身の回りの出来事や問題点などを考えている。
つまり考えようと思って考えている。
その内考えることに飽きてくると、視界の先に見える風景や耳に届くあらゆる音に任せて漠然と物思いに耽る。
もちろん走るリズムに変わりはない。
その後の脳内では、無意識に考え出す妄想の数々。
この妄想こそがアイディアの宝庫なのだ。
走りながら妄想に耽け続けている時ふと我に返る瞬間がある。
“今考えていたこと面白いかも…”
私には昔から変な癖がある。
目の前の状況とは別で、同時進行で全く別のことを考えてしまう。
現実の時間と平行に妄想を繰り広げてしまうのだ。
もちろん頻繁ではない…時にそんなことがあるということだ。
良い悪いは置いといて、
そんな時に考えている馬鹿げた妄想の中には素晴らしいアイディアの種がある。
本を読んでる時も同様の脳の動きがある。
目では文章を追っているんだけど、
脳内では、ある言葉もしくはキーワードとなる文章に留まり、
そのワードをきっかけに勝手な妄想が走り出している。
しばらくたって妄想していることに気づき…元の位置まで戻って読み返すことがよくある。
この時の妄想も…稀にアイディアのいい種になることがある。
面白いと思うこともあるが面倒な体質でもある。