子どもがあまりにもゲームに夢中でつい強い言葉で注意してしまうことありませんか?
最初は素直に従っていた子も次第に「なんでダメなの?」と反抗的に聞いてくるようになったり…
目に悪いから
勉強しなくなるから
生活リズムが崩れるから
「じゃあ、ちゃんと定期的に休憩して、勉強もちゃんとやって、生活リズムが崩れなければいいの?」と子ども。
もっとお友達と遊んだら?
「ネット通信で友だちとは遊んでいるよ!」と即答。
なにか違う…心の奥で渦巻く不安をうまく伝えられない。
でも確かに、なんでゲームばかりではだめなのだろう?
自分なりに考えてみました。
自由遊びで育つこと
ゲームに比べて、昔ながらの遊びは自由度が比べ物にならないほど高いです。
例えば鬼ごっこ。
遊びに参加する子たちによってはルールが変わるのが当たり前です。
鬼の人数がふえたり、小さい子も参加できるように大きな子にハンディがついたりしましたよね。
一部の子だけが楽しめたり、逆に一部の子は全くつまらなかったりしないように自然と工夫していたと思います。
それってすごいことだと思いませんか。
一緒に遊ぶ仲間の、年齢や性格を加味して全員がそこそこ以上に楽しめるラインを考えるのですから。
こういった遊びの中で想像力や発想力が刺激されるのです。
ゲームももちろん想像力や発想力が刺激されることもありますが、あくまでも決められたルールの中です。
ルールに柔軟性がないから全く楽しくない人がいても関係ありません。そのルールの元で遊ぶか遊ばないかの二択しかないのです。
画面の中に友だちは見えないから
友だちと一緒に遊んでいると言っても、ゲーム機の画面を見ながらゲームの状況など話している姿が当たり前になってきてますがこれが問題だと私は思います。
相手の気持ちや様子を見て話をしたり、自分の気持ちを伝える経験を子供の頃にいかにするかで大人になってからの社会性が変わってくると思うのです。
ゲームをしながらでもそういった経験はできるよ、という意見もあるでしょう。
確かに全く経験にならないとは思いませんが、ゲームという同じ価値観の中というのが大きな落とし穴なんです。
大人になると違う価値観の人とコミュニケーションをとらないといけないことは山ほどあり、そこで失敗する人がなんと多いことか。(私も含めて)
だからこそ失敗してもすぐに修復できたり、周りがサポートしてもらえる子供のうちに経験を重ねる必要があるのだと思います。
でも…ゲームが悪いわけではない
ここまでいろいろ書いてきましたが、ゲーム自体が悪いとは思ってません。
ゲームでつながることによって新しい世界が広がったり、いい息抜きになったり。
何より楽しいですよね!
ゲームは付き合い方によっては悪いものにもいいものにもなる。これってSNSもそうですし、趣味的なものは全てそうですよね。
子どもと一緒に付き合い方を考え続けるのが大切だなと思いました。