10月に入り、京都もすっかり涼しくなってきました。
散歩のしやすい季節ですので、ちょっとお出かけしましょう。
最近、京都のお寺や神社では花手水(はなちょうず)がブームになっています。
花手水とは文字通り、お寺や神社に参拝する前に手を洗って清める手水舎(ちょうずや)に花を浮かべたものです。
僕はこの初夏に、花手水で一躍有名になった柳谷観音を訪ねました。
今回も花手水を頑張っておられるお寺を、休みの日にお散歩がてら訪ねてみました。
京都・東福寺の塔頭である勝林寺(しょうりんじ)です。
勝林寺は東福寺の塔頭で、東福寺の近くににあります。
東福寺は京都駅からJR奈良線に乗って、一つ先の東福寺駅で下車します。
京都駅から近く便利なところです。
東福寺駅で降りて10分弱歩いて、住宅街を抜けて勝林寺に到着。
駅からだと東福寺の手前になります。
毘沙門堂とあるように、勝林寺は「東福寺の毘沙門天」とも呼ばれています。
では、境内に入ります。
こちらが本堂。
勝林寺のご本尊は毘沙門天像。
秘仏なので通常は非公開ですが、年3回程度特別公開があるようです。
さて、本堂に参拝する前に手を清めないといけません。
ということでこの右手にある手水舎に行くわけですが、この手水舎が勝林寺の名物なのです!
おお、手水舎が花でいっぱいですね!
これが噂の花手水。
ここまですごいと単に花を浮かべてあるどころではなく、生け花と言うか西洋のフラワーアレンジメントという言葉がしっくりきます。
力が入っていますね。
花の間に垂れる水が清らかで涼しげです。
この日はお花を入れ替えたばかりということで、どの花もしっかり咲いて鮮やかです。
お花や色のセレクトは、鮮やかな秋の色を意識されているように思いました。
細かく見てゆくと、可愛らしい置物もあって楽しいです。
オオサンショウウオもいますねw。
ひしゃくには「そうだ京都、行こう。」の文字が。
この花手水はJR東海とのタイアップ企画だったのですね(すでに企画終了)。
今や勝林寺は、京都におけるホットなインスタスポットなっています。
とは言っても、僕が訪ねたときは一人二人が写真を撮っているくらいでした。
まだまだ京都には観光の人出は戻ってきていないのかな、という印象です。
さて、手水舎で手を清めたので、本堂に参拝しました。
参拝の前が長すぎますが、花手水の撮影に時間がかかるのでしょうがないw。
花手水を撮って本堂に参拝せずに帰る人もいるようですが、それはいけません。
本堂前、勝林寺の庭園は小さいながらも素敵な感じです。
早くも少し紅葉してきているような。
うん、一部が色づいてきていますね。
季節が過ぎるのは早いものです。
とは言え、まだまだ鮮やかな苔もあって気持ちが落ち着きます。
勝林寺は本堂の奥や毘沙門堂までは通常公開していないので、境内はこれだけ見ると終わりという感じです。
特別公開の時期にまた訪ねたいものです。
御朱印もいただきました。
先日、中秋の名月だったので、いくつも種類がある御朱印のうち月と兎をいただきました。可愛いですよね。
毘沙門天と書かれています。
勝林寺の御朱印は季節に応じて何種類もあり、いずれもセンスが良いので大人気。
御朱印帳に書いていただくには長く順番待ちをしないといけないようで、10人くらいの方がお堂に座って待っていました。
僕が訪ねた夕方近くはすでに受付が終了していたので、書き置きの御朱印をいただいています。書き置きに待ち時間はありません。
秋の曇りの色が少ない日に鮮やかな花手水を見て、少し元気をもらったように感じました。
勝林寺は京都駅からも近く便利な場所。
ちょっと足をのばす感覚で訪ねられるところで素敵なものを見せていただいて、この日のお散歩は終了となりました。
お散歩やお出かけに良い季節になってきたので、また時間があればいろんな名所旧跡を訪ねたいと思っています。
Camera: LUMIX G8
Lenses: LEICA 15mm F1.7, LUMIX 25mm F1.7, 42.5mm F1.7
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