80代の父親と70代の母親。
母親は15年前にクモ膜下出血で倒れて、今は車椅子で生活しています。
※右半身麻痺
日常生活は、デイサービスなど使いお風呂やリハビリを行なってます。お昼の食事も宅配食と父親が夜ご飯の準備はしています。
なので不自由がないと言えばないです。
ただ、具合が悪くなったときは大変です。
簡単に病院に行けない
家は2階でエレベーターが付いてません。なので、補助しながら階段で降りないといけません。
万が一、転倒してしまうと大きな怪我を負うことになります。
また、家用と外用の車いすがありまして、外用の車いすを1階まで降ろさないといけません。なかなかの重さです。10㎏までいかないまでもかなりの重さと大きさです。
これを80代の父親が降ろすとなると、結構厳しい作業になります。ましてや自分が階段を踏み外して落ちる危険性も出てくると思います。
病院までどうやって行くか?
介護タクシーといって車いすのまま乗り込めるタクシーがあります。
大阪市の補助を使えば2000円分は無料。オーバーした分が自腹になります。
市役所に申請すればこの補助が受けれますが、父親と母親だけではこの補助の存在を知らない。また、知っていても申請できない。
信じられないかも知れませんが、申請書に何を書いていいのかなど、読むのが苦手なのか?することが嫌なのか?自分たちでできません。
なぜできないのか?そんなのに理由はありません。できないんです。
(なので具合が悪くても病院に行くという選択肢を捨ててしまいます。)
病院での診察順番が分からない
病院では受付を済ますと用紙がもらえます。そこに次は何番の窓口に行く、その次は何番と書いていますが、それができません。
受付を済ましても次どこにいって、何をすればいいのか分からないんです。
書いてある通りにするだけなのに。
普通の人なら何の問題もないことです。でも、できないんです。
症状を上手く伝えられない
今回、左眼の痛みと黒い便が出るとデイサービスのケアマネさんから連絡をうけ、病院で受診することになりました。
左眼は以前、眼科で診てもらったことがあり何もなかったので、別の観点で診察という事で脳神経外科を受診。
左眼の痛みだったのですが、先生からの問診中に左眼がほぼ見えてないことが分かりました。これも問診中に痛みのことはあまり言わず、左眼が見えないことを言い始め(私やケアマネさんには見えないことは言っていなかった。しかも、痛みで病院に来ていることを忘れている)
先生に診てもらうと左眼がおかしい気がする。脳神経外科なので眼科で診てもらってほしいといわれ、急遽、違う病院の眼科に行くことになりました。
結局・・・・
自分の症状が酷いものなのか?、病院に行く程度なのか?様子を見れば治りそうなのか?は自分たちで判断できないのです。
仮に行った方がいいレベルでも病院に行くことに抵抗(申請が面倒、行くのが面倒、そもそもどうしていいか分からない)があるので、受診しないという選択になってしまいます。
なので、家族が見てあげて判断するしかないのです。
人間は「子供」から「大人」になり「老人」になるのですが、「老人」は「大人」ではなく子供です。
なので周りの大人の助けが必要なんです。子供の面倒を見るように。