思い起こせば・・・
昭和は、戦争から国力をあげて復興し、世界を驚かすほどの発展を遂げた時代でした。
平成は、私たちにとって、戦争のない平和な時代でしたが、未曽有の災害の多い時代でした。自然の力の前では、人間とはあまりにも、弱い存在です。
令和の時代は、自然との共生を考え、人は驕ることなく、畏敬の念をもって、自然と向き合うことで、さらなる発展をしていってほしいと思います。
昭和・・・
医師個人の力が要求されました。医師は、医療スタッフの常に頂点に君臨していました。病院は、まさしく、医師が手当てする現場でした。今のように、精密検査は進んでおらず、医師の感や、経験が頼りの時代。
診察は、問診と触診にかかっていました。医師の手は、今の超音波診断のように、手に感じる違和感で病気を見つけました。そして、聴診器から伝わるかすかな音の違いを、医師は見逃しませんでした。
平成・・・
専門分野で活躍する医師が出てきて、その分野に特化することを求められました。その結果、トータルで人をみることが難しくなりました。
医師は、あくまでもチーム医療の一員となりました。色々な医療専門職の人がチームを組んで一人の人を、トータルで見るようになりました。
画像診断、血液検査が進み、最先ターンの検査が、診断を裏づけるようになりました。
そして、神の領域と言われていた、遺伝子の領域まで、人が踏み込むようになりました。
令和・・・
予防医学が進み、健康を、自分でチェックすることができるようになります。
最先ターンの医療を受けれる人と、受けれない人の格差が広がります。
遺伝子から、どんな病気になりやすいのか、生まれるまえから、予測できるようになります。
ただ、今までに経験のない、感染力を持った病原体が、次から次えと現れます。
そして人類を脅かす存在となるのです。
研究者たちは、人類を脅かす病原体との戦いに、日夜翻弄されます。
常に清潔なとこで生きている人間は、免疫力が弱くなり、今までに撲滅したと思われる病原体でさえ、またむくむくと発生し、進化し、脅威になっていきます。
時代が変わっても、人間は、常に何かと戦って生きているんですね!
お婆ちゃんは、今日まで生きてきたことが、とっても奇跡のように思えてきました。
いつ死んでもおかしくない世の中なんです・・・・
だから、いま生きていることが、素晴らしいことで、幸福なことなんです。
動物は、今この瞬間の事しか考えない・・・今を生きているんです。
今日生きるために、食べる。そのために、獲物を探す。そして満足したら、それ以上の殺生はしない。縄張り争いはするが、負けた物を追いかけて殺すことはない。秩序が保たれている。
人間だけが、過去を振り返り、未来を予測することができる動物です。だから、不安や希望を持っている。先の事を考えて、多くを収穫して、保存する。同じ人間同士なのに戦争をする。身内でも殺し合う😢
・・・・
地球規模で、災いが起こらないと、人間は協力し合わないのでしょうか?
今、得体のしれないものが、蔓延しようとしています。
今こそ、地球規模で人類の英知を結集して立ち向かうべき時ではないでしょうか!
手遅れにならないうちにと祈るような気持ちです。