こんにちは。
さて、今回はキャッシュレス決済のデメリットについてお話しします。キャッシュレス決済は、前の記事でもお伝えしたように、多くのメリットが存在します。詳しくは、「日本でのキャッシュレス決済とその実態~現金はもう卒業~」をご覧ください。https://alis.to/GakuinCashlessPaymentTeam/articles/K5xGqP5GxdqZ
今回はキャッシュレス決済を推進している僕が、キャッシュレス決済のデメリットについてお話しします。ちょっと自分も変な気持ちになりますが、今回はキャッシュレス決済をとことん批判します!キャッシュレス決済のデメリットと聞いて何が思いつくでしょうか。考えてみてください。
また、一部表現が間違っていたり、事実と異なる場合もあることがあります。ご了承ください。
みなさんは、結婚祝い、入学祝い、出産祝いなどでお祝い金を贈ったりしたことありますか?このようなお祝いはフォーマルなものなので、ご祝儀袋に新札を入れるのが一般的であると思います。
では、もしキャッシュレス化が進んで現金を使わなくなったら、お祝い金はどのように贈るのでしょう。「送金」ですね。「LINE Payで送金されました。」とお祝い金もキャッシュレス化してしまうと思います。「おめでとう」という気持ちを伝えたいのに送金するというのは、贈られた側は心地よくないと思います。
お年玉などはいい例です。親戚のお家に行き、お年玉の袋を貰ってウキウキするのが楽しみであるのに、親戚の人に「お年玉、LINE Payで送金しておいたよ。」と言われたらその楽しみが台無しになってしまいかねません。
このようにお祝いでお金を贈るということでは、キャッシュレス化は向いていないと思います。お祝い金は現金が一番です!
しかし、東京都港区の愛宕神社では初詣期間の特定の日に限ってですが、なんとお賽銭箱にキャッシュレス決済を導入したのです。これにはとても驚きました。お賽銭というと、初詣でお金をお賽銭箱に投げて一年の無病息災をお祈りするという日本固有の風物詩です。ここでは2018年に楽天ペイ、楽天Edyでのお賽銭が可能になりました。他のキャッシュレス決済は対応していません。なぜ楽天なのかというと、楽天の三木谷会長兼社長が毎年愛宕神社に初詣に訪れているご縁から、楽天側からこのお賽銭箱を置いてはどうかという提案があり、愛宕神社がそれを受け入れたのだというのです。とうとう、神社のお賽銭までキャッシュレス化するとは...。時代の流れはキャッシュレス決済なんだと、感じます。しかし、それでもお年玉やお祝い金は現金の方がいいと思います。
前回の記事では、キャッシュレス決済は偽札がつくられることを防止することができるという利点があるといいましたが、キャッシュレス決済が進むことで、新たなセキュリティの問題が出てくるのです。
先日、セブンpayの不正アクセスがありました。どんなことだったのかを簡単に説明すると、勝手にクレジットカードからお金がチャージされて、それが勝手に使われたということです。この原因としては、セブンpayが二段階認証をしていなかったということです。通常は会員登録の際、スマホの電話番号にSMSで事業者が送った数字を入力する二段階認証が行われています。これをしていなかったので、セキュリティの力が低く、このような不正が起きやすかったということが原因です。しかし、二段階認証しているからと言って不正が起きないという訳ではありません。
このように、キャッシュレス決済は偽札がつくられることを防止することができる一方で、このようなクラウド上でのセキュリティの問題が出てくるのです。お金のセキュリティの問題は一生の問題となりそうです。
今までキャッシュレス決済のデメリットについてお話してきましたが、やはりキャッシュレス決済はメリットの方が多そうです。
Pay PayのCMやLINEでのLINE Payの広告など、キャッシュレス決済の知名度は高いはずです。しかし、日本ではキャッシュレス決済があまり普及していません。「ここまで便利なのになぜ使う人が少ないのか。」それを考えていきたいと思います。
今回はキャッシュレス決済のデメリットについてお話ししました。どうもありがとうございました!
参考文献
キャッシュレスで得する!お金の新常識(青春新書インテリジェンス)
朝日新聞 7月5日朝刊 「開始4日 スマホ決済に冷や水」より。
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