最近、アルティメット紅白大運動会の影響で、相手方となる「紅組」タグの記事ばかり見ていましたが、白組記事で素晴らしい記事を見つけました!
それがこちら、zapさんの記事です。
CoinExchangeが閉鎖してから、取引所・交換所を探していましたが、あまりいいところが見つかりませんでした。
そうこうしている内に、暗号資産古物商さんたちの動きで出会い、「出口」が確保され、安心していましたが…。
まさか、yobitにこんな影響があるとは。
zapさんの記事をざっくりとまとめると、
1.機能していない取引所のくせに、唯一のALIS上場取引所として、
ほぼ公的な参考レートとなる。2.取引所が機能していないため、そこで取引する人は皆無。
結局、ALISの価値は下がるばかり。3.暗号資産古物商、和らしべなど、
「見える範囲内」のやり取りで完結させようというもの。
特に3番目は大賛成です!
今回、私が驚いたのが1番目と2番目の部分。
しかし、yobitは「上場取引所」ですから、当然とも言えます。
私の記事は、zapさんの記事を受けて、
そもそも暗号資産の価値ってどうやって決まっているのか、法定通貨の話とも絡めながら考えたいと思います。
非上場トークンであれば、それを決めるのはコミュニティーです。
順を追って説明しましょう。
まず、非上場トークンですので、他の通貨との交換が出来ません。
そうなると、価値を見出した人が、引き受け手(決済導入)になればいいのですが、そもそも、どの程度の実力を持った暗号資産なのか判断しようがありません。
そのため、最初に値決めをするのは、運営(トークン主体者)となります。
調達時の法定通貨額や、運営側がイベントで用意する法定通貨相当の商品などが、
トークン価格の参考になります。
例えば、運営側が“独自トークンをAmazonギフトと交換する”などですね。
次の段階は、暗号資産古物商のような引き受け手が出てくることです。
あるいは、ALIS Marketのように、決済に導入する人たちが増えてくることです。
【CM】ちなみに、私自身もALIS Marketでサービスを提供しています。
例えば、ある方が10,000円相当のサービスを、1,000ALISで提供するとなった場合、
翻って、法定通貨も、実は同じような性質を持っています。
このあたりは、お金の起源の話を考えると分かりやすいのですが、間の話は飛ばして、結論だけ。
日本国内であれば、定められた日本円を出して、定められたサービスを提供する。
そこに合意があるから、通用しているだけで、本質的には暗号資産の話も変わりません。
国家がある程度管理しているため、値幅の上限下限はありますが、
・買われると上がり、売られると下がります。
・上記に加え、期待値(予想値)も入ります。
これは、法定通貨間の相場(FX)だけでなく、株式相場でも同様のことが言えます。
暗号資産には特有のメリットがあります。
その一つが、非中央集権型(を採用しているものが多い)。
さらに、国家というものに依存していないため、国境もありません。
そして、最大のメリットは、盛り上げることに少なからず参画できるということです。
「出口(使いみち)」と「利用者」が増えれば、必然的に価値は上がります。
もちろん、上場した場合は、先述のような市場の波にさらされますが、
それでも、参画しているコミュニティーに相当な力があります。
FXなどの投資でも、「自分なりの相場観を持て」というのはよく言われますが、
暗号資産では、よりその特性が強くなると私は感じています。
投機的に「これから価値が上がるかどうか」だけでなく、
自分たちが仕掛ける側の一人になるような動きをしていき、
ALISを盛り上げられたら本望です。