今回のテーマは、少し前にALISで話題になっていた「行間を読む」。
ライターとして、かなりライティング欲求を刺激されるテーマでした。
プロのライターとして、
一つの考えをまとめたいと思います。
もちろん、こうした話に正解はないので、1つの意見として、参考にしてもらえたらと思います。
文章に抵抗がない人にとって、「文字数」というのは、実はそれほど高いハードルではありません。
つまり、「文章量が多い」というのは確かに手間は増えますが、章立てや段落を増やせば、書くこと自体の労力は大差ないのです。
プロとしてライティングをする場合、ほとんどのケースでは、
伝えたいことを絞って、そこに意識が繋がるように書きます。
つまり、予備知識が必要なものや説明が必要な性質のものにも関わらず、1,000~2,000字でまとめるという内容は、5,000~7,000字のものを書くよりスキルを求められます。
余談ですが、そのため、私は「1文字○円」というライティングは、
早々に卒業するコトをオススメしています。
少し話は変わりますが、ジョージルーカス監督は、「スターウォーズ」の中でどんなに満足がいったシーンでも、前後の繋がりで必要がないと判断した場合は、バッサリとカットしたという逸話があります。
つまり、1つ目の「行間」とは、
「書き手としては書きたかった(見てほしかった)けど、削らざるを得なかった部分」です。
「そんなの分かるわけない」と思うかもしれませんが、思っている以上に人間の思考は表に出ます。
犯人が必ず証拠を残すように、思考には必ず痕跡が残ります。
文章とは、ある意味「その人の思考をなぞること」なのかもしれませんね。
そして、最も重要な「行間」は、もう一つの行間にあります。
先ほどのものは、構成的にカットしたものでした。