こんにちは、ヘクトです。
私は名前として「ヘクト」という単語を使っているのですが、由来は単位の前につくアレです。気圧の単位ヘクトパスカルなどに使われていますね。
台風情報のときに呼ばれるのでこの名前やめておけばよかったと少し思うこともありますw それはさておき。
単位の前につくものつながりで、ナノ(Nano,単位はNANO)という仮想通貨をCoinMarketCapでたまたま見つけたので調べてみました。
Nanoは、ブロックチェーンではなく、DAG(有向非巡回グラフ)という技術を使っているようです。
ブロックチェーンじゃない仮想通貨ってあるんですね。DAGを使っている仮想通貨は他に、IOTA、OByteなどがあります。
DAG、有向非巡回グラフっていうものが何なのかというと、はっきり言ってよくわかりません(笑)
DAGを使うメリットとしては、
●送金手数料無料
●高速送金
●電力消費が少ない(PoWのようなマイニング競争がない)
ということです。ビットコインのようなPoWの問題点を解決するんですね。
●ウォレットアカウントごとにアカウントチェーンというものがあり、自分でアカウントチェーンをつなげていく
●送金をすると、送金先と送金金額が公開される
●送金先のアカウントが受取情報を公開する
●2重送金など問題が発生すると、DPosにより承認するか否かが決定される
●DPosはNANOをたくさん保有していたり多くの委任を受けているノードに投票権がなんちゃらかんちゃら・・・
という感じでした。
●アカウントチェーンはそれぞれのアカウントが処理するので、すべてのトランザクション処理を1箇所でやるわけではない、ということで送金処理が早い
●送金処理に乗せるデータの量が1パケット以内に載るほど小さいため、デバイスのスペックは低くても大丈夫
●自分で処理するので手数料がかからない
という感じなんですね。
これでセキュリティ的に問題がないかというのが理解するところまでいかず、説明できないです。
かなり省略しているので、詳しく知りたい方は公式サイトやホワイトペーパー(日本語版)を見てください。
日本語のホワイトペーパーにかなり詳しく書いてありますね。ちゃんと読める日本語です。
循環サプライ、総合サプライ、最大供給すべて133,248,297 NANO マイニングなし
nano_ のあとに文字と数字の羅列でアドレスが表される
2018年1月にRaiBlocksの名前が変更されて誕生
2018年2月イタリアの取引所BitGrailでナノが紛失。1700万NANO,約210億円 (全体の1割を超える)
2019年1月イタリアの取引所BitGrailが顧客への資産返済を宣告された
ある時期まで 名称がRaiBlocksで単位がXRB
ある時期まで 名称がNanoで単位がXRB
現在は名称がNanoで単位がNANOになっているようです。
名前がRaiBlocksでは言いにくいため、シンプルな名前のほうがいいということでNanoになったようです。
送金性能としてはかなり良い性能の仮想通貨で、バイナンスでの投票で1位になったこともあるようですが、BitGrailで流出したNANOが全体の1割を超える量ということで、価格が上がると犯人が売却して価格が下がることが考えられ、保有割合が投票に影響することからも、保有するには少し不安のある通貨だと思われます。
DAGという技術はPoWの問題を解決する可能性があり、DAG技術自体は注目に値すると考えられます。
BINANCE
Kraken
KuCoin
Huobi Global
OKEX
Bitvavo
pagcripto
など。
Trust Walletで使うことができることを確認。
Nanoのウォレットを検索するとNEM(XEM)の「Nano Wallet」がヒットしてしまい、紛らわしいです。
名前がシンプルすぎて他とかぶるって問題ですねw
オープンソースなので、「Nanoのコピーで他の通貨があればいいなぁ」とか思いました。。流出していない高性能DAG通貨として。
ただ、Nanoの開発がいてこそ作られた性能だと思いますし、MediumやTwitterも動いているようなので技術的なアップデートには期待したいですね。
以上、仮想通貨Nanoについてでした。