この叱責を多用する人はあまり有能ではないように思います。
自分の世界、常識、観念のどれか、またはそのすべてで判断し
普通なら、貴方ほどの年齢なら、今までの経験があれば
その人の常識の中では出来て当たり前だということですね、そして
その出来て当たり前と思っている内容を伏せて
「なぜ出来ないのか」と聞いている訳ですね。
答えは自分で導き出さないと自分の為にならないからと
必死に考えさせた内容で報告させるも
ニヤけた顔で心底どうでもいい謎の真理めいた回答を出した上で
優し~くこう言うのです。
繰り返しこれを受けた人はこう思います。
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これは職場でも、親から子供への教育でも、奴隷を懐柔したい時でも
自分の言う事を聞くようにしつけたい場合に使う言葉だと思います。
躾けた人の為に動き、似たような考えで行動し、見返りは求めず、反逆しない。
相手を心から下に見ているが直接的に自分が責任を負いたくない為このような発言が出来、さらに周囲に人がいれば「これがあなたは良くない、あなたのためにも直した方が良い」という言葉で助言を与えている事によって心証が良く見え、優位に見せるという効果もあると"勘違い"し、悦に入り、浸り、気分も良く一度使ってしまうと止める人がいなければずっと使い続けるでしょう。
最初は罪悪感もセットで付いてくるでしょうが、使う度薄れていくハズです、
罪の意識や痛みは精神の自衛的に薄まりますが、快楽は忘れ難く薄まり難いのです。
親であれば本当に「貴方の為、貴方の将来を想って」言っているかもしれないが
「何で分からないんだ!」「あなたのためを思って言ってるのに!」
なんて、
叱る人からすれば悲痛な叫びかもしれませんが、萎縮させて健やかに育つはずはありません、子供の成長を想えば想うほどに言うべき言葉ではないのです。
だからこそ
この言葉を自然に多用してくる人の話は真剣に聞かないで良いと思います。
気の弱い雰囲気、服装や髪型も地味、同調しやすいなど、言える人を見ています。
怖そうな御局さんに「何で分からないんだ!」って言ってる人は見た事ありませんが物静かで自己主張の薄い言いくるめやすそうな若い人にならすぐ言えちゃうんです。
「そうします」とも「いやです」とも言わず
「よく考えてみます!」と目を見て勢いよく発言し、逃げましょう。
ふむ、こういうのを上手く回避できる日本人だからこそ
YES/NOがハッキリしない人が多くなるのだろうか。
おっと、脱線しました。
前述したように「それ」が分からない人に正解を伏せ「何でわからないんだ」と聞いても答えが返ってくるハズはありませんが、それを理解しないでこの言葉を使っている人だと思うので、理屈や正論は当然通じません。
どこが分からないかが分からないとでも言おうものなら
「自分で考えろ」「そんなこともわからないのか」「お前はどう思うんだ」
となって火に油ですのでやめましょう、自分にも分からない時があっただろうに…
この人にはもう「分からない」という事を理解出来ないし、分からない事に対しての共有・共感もする気はありません、なので熱くなっているのです。
「今はわからない、整理して考える」
「〇〇までに答えを出す」(〇〇は日時)
「分からないから教えてほしい、無理なら自分で考えるから時間をくれ」
などなど、その場のみ上手く治める方法を模索し、回避するしかありません。
時間が経つと熱も冷め、優しいターンになるので優しく教えてもらいましょう。
しかし留意しましょう。
親であれば言い方を間違えているだけで本気であなたの事を考えているハズなので
キチンと話を聞いて、何について分かっていないのかを聞き、共有しましょう。
もしも
上司や会社の関係者が言っているのであれば真剣に取り合わないで良いと思います。
断言できます、あなたの豊かな人生の為にその人は必要ありません。
コネクションとしてなら使ってやっても良いので、上手くあしらえば良いのです。
貴方の事を想って言っているのなら…
ハッキリものを言うようになった瞬間言ってこなくなったり、
感情で声を荒げてきたら普通に反論してちょっとした騒ぎにするだけでも
次から「面倒な事になるから」言うのやーめよ、とはなりません。
(ちなみに言わなくなった時の言い訳で「あいつはもう分かるようになった」)
これだけの事で何も言わなくなったら
相手の事を考えて言っているのではなく、傀儡化出来るかどうかを試し、コントロールしようとしているだけ、もしくは当たり散らす相手が欲しいだけです。
会話としての「言葉」は本当に難しいですが、それだけに口から外に出たら良くも悪くも取り返しは付きません、一方通行です。
よく考え、一度咀嚼し発言したいものです。
ではでは。