ある村の道沿いにある旅館の廃墟。
山に囲まれ小川も流れる良い場所で出会いました。
入口の扉を開けるとまず見えるのが、数多くの人を出迎えてきたであろうキツネのはく製や屏風たち。
内装も良い朽ち具合であり、獣が出入りしている形跡がいくつもありました。
カレンダーや雑誌の日付から察するに、20年以上前から既に使われなくなったようです。
置物や絵などそのまま残っているものも多く、時間の流れを感じます。
自然と共に歩んできたであろう歴史の片鱗に触れることができ、ちょっとノスタルジックになる廃墟でした。