今回のオススメ映画はゲット・アウトです。
バラク・オバマが米国で初の黒人大統領に就任したのは今から10年以上前。
世界のリーダーとして黒人が台頭した歴史を持っても、人種差別は根強く残っていると世間では言われています。
このゲットアウトは、そんな黒人差別という社会の混沌を少し違う角度から見た映画です。
大雑把に言うと以下のような映画。
黒人に対する偏見があるのではないかと危惧する主人公クリスですが、不安とは裏腹に歓迎を受けます。
クリスの家族と過ごすうちにお互いは打ち解け合っていきますが、逆に謎の違和感も感じていきます。
一言でいうと、
そんな映画です。
今回は予告編はなどの動画は無しです。
予告編はクライマックスや核心に近いシーンなども映っていて、この映画の楽しみが減ってしまう(と思う)ので、予告なしで観てほしいです。
この記事では、いつも通り最低限の導入部分だけ書いていきます。
あらすじ
ローズの家に訪ねる直前から本編は始まります。
クリスは自分が黒人であることを前もって伝えておいた方がいいとローズに提言するも、ローズは私達の間にそんなものは関係ないと切り捨てます。
それもそうかと納得しながら、タバコを吸う吸わないなど他愛のない会話をしながらローズの家に向かいます。
(留守中のペットの世話などは、友人の航空保安官ロッドに任せます。)
何はともあれ、ローズの家に到着した二人。
彼女の両親に会ってみると、"黒人への偏見”はないどころか歓迎されます。
クリスはローズの父と二人で散歩をしながら、家や庭のの紹介をされたりと親睦を深めていきます。
しばらくするとクリスは黒人の使用人がいることを不思議に思います。
ローズの父は「亡くなった両親の介護のために雇ったが、両親が死んだ後も解雇する気になれず雇っている」とのこと…。
なるほどと思いながらクリスはローズ一家との挨拶を済ませていきます。
夜になると、ローズの弟のジェレミーを交えて夕食を楽しみます。
ジェレミーは格闘技をやっていたらしく、酔った勢いでクリスにじゃれ付きますが、その行為を母に強く静止されます。
それだけクリスを大切もてなしているのです。
週末には親戚一同が会するパーティーが催されます。
出席者全員に挨拶し、皆がクリスを歓迎してくれます。
「これからは黒人の時代だ」と、異様にもてはやす人物もおり、逆に違和感を覚えるようにもなっていきます。
誰もがクリスに優しく、興味を持っている。
このパーティーをきっかけに映画は更に面白くなっていきます。
っと突然ですが自分のあらすじはここまで!
ここから先は是非映画を観て楽しんで頂きたく思います。
ちなみにこの記事では(他の記事でもそうですが)、伏線になるような部分や面白そうなところは紹介していません。
この記事が映画の盛り上がりの下限だと思ってください。
後は実際に映画を観て楽しんでいただくのみでございます。