昨日3月14日は、自分が受け持つ塾の地域の高校入試の合格発表がありました!
結果は全員第一志望合格!
令和に入ってから県立入試の問題の傾向が変わってきたこともあり、予測のブレは多少ありましたが、やることをコツコツ積み上げてきたことが結果になりました。
学校の先生から「志望校を(大きく)下げろ」と言われ、しばらく気分が落ち込んだ状態の家庭もあったり色々と大変でしたが、本人が選んだ進路に対して最後まで諦めなかったことが功を奏しました。
その他生徒も、定期模試の結果とコチラで管理しているデータから合格できると判断し、第一志望校に合格できたという点は、受験した本人たちもサポートしてくれた家族も頑張ってくれたと感じています。
これは自論ですが、一般的な勉強を教わる塾は必要ないと感じています。
理由は、スタディサプリやユーチューブ動画など教わるためのツールが沢山あるからです。
現代では、その道のプロが分かりやすく教えてくれますし、停止、巻き戻し、スキップ、倍速も自由自在な動画は、下手な塾の先生に教わるよりもよほど効果的です。
問題は、自分がどの情報を知りたいのか、理解したい点はどこか、自分からその情報を探すことができるかどうかです。
塾として必要な要素は、分からないことを教えるというより、やるべきことの管理または、勉強に興味を持つきっかけを作ることだと思います。
その子と家庭の目標を共有し、その子に必要な勉強は何なのかをはっきりさせ、しっかりやらせる。
後はどれだけ“できる”まで演習できるか、普段の勉強を実際のテストだと思って取り組めるかにかかっています。
この普段の学習の基準を上げるコンテンツを持っていたり、勉強のモチベーションを上げるサポートができる塾は価値があると思います。
勉強をやる目的とは一体なんなのでしょうか?
自分でもこれは今だに答えが見つからない探究すべき課題です。
・将来の選択肢を増やすため
・自分の能力を高めるため
・世界を広げるため
・生きる力を身につけるため
・社会に出てから騙されないため
……
などなど、正解はたくさんあると思いますし、人によってもそれぞれだと思います。
自分が今感じている答えとしては“楽しいから”です。
ゲームをやっている方であれば分かるかもしれませんが、RPGでレベルが上がり、新たなスキルが身についたり、格闘ゲームやシューティングゲームで操作スキルが上がり、今までのスコアを超えていく。
……といった感覚に近いです。
それが数値として見えないだけで、学んだことはスキルになりますし、その過程も大切な自分だけの経験です。
今まで知らなかったことを知れたり、今までできなかったことができるようになることが純粋に楽しいという点が勉強の大きなモチベーションになっています。
これらのことから、「勉強は何のためにやる?」という問いの答えには、「楽しいからやる」という答えがしっくりきます。
その結果の一つとして、テストで点が取れたり、誰かに評価されたりという副産物がついてきます。
点数をとる勉強も競争力を高めるきっかけとして良いですが、自分が関わる生徒には、少しでも勉強の楽しさを知って世に出ていって欲しいと願っています。