今回紹介するアマプラ映画は、メキシコ初のソリッドシチュエーション映画「パラドクス」です。
“生きていける”空間に閉じ込められた人物たちの極限状況を描いた作品となっています。
ネタバレなしの冒頭のみ、あらすじを紹介していきます。
刑事に追われる犯罪者の兄弟。
彼らが逃げる途中、兄が刑事の拳銃によって負傷。
手当のために外に出ようと1階まで降りるも、なぜかそこは最上階である9階の階段でした。
いくらドアを蹴っても外に出ることができず、試しに鍵を下に落とすと、何故か上から落ちてくる……。
彼らは無限に続く非常階段に囚われてしまいまったのです。
しかも食料や水は無限に供給され続け、賞味期限も常に更新されていきます。
かろうじて生存は可能な空間でしたが、負傷した兄はどんどん衰弱していき……。
メキシコといえばラテン系の陽気な雰囲気にタコスやサボテン、そして情熱の国!
……というイメージがありますが、この映画にそんなものを期待していけません。
パッケージから分かる通り、限られた空間での絶望を楽しむ映画です。
この映画から得られた感想は一つ、「自分じゃなくて良かった」です。
万人にオススメできる映画ではありませんが、ちょっとしたスリルや非日常を味わいたい方はタコスを片手にごゆるりと……っ!