OceanとBalancerが手を組み、データマーケットを民主化することで、データ独占時代の終焉はもうすぐそこまで来ているかもしれません。
Ocean Marketは、Balancerが提供するAMMで、特定のデータセットの所有権を表すトークンを誰でも売買できるようにします
これにより、広範なデータのマネタイズが可能になり、そのデータの活用に興味を持つ人がアクセスできるようになります
検閲性の高いマーケットプレイスでの効率的かつ自動的な価格設定は、DeFiにとって大きな一歩となります
市場がDeFiトークンに注目する中、BalancerとOcean Protocolは、データ売買セクターとして初の公正な市場を構築するために提携を果たしました。OceanのデータトークンはBalancerに上場され、DeFiと暗号領域に新たな有用性を提供します。
UniswapやBalancerが提供する自動化マーケットメーカー(AMM)は、流動性の提供に誰でも関与でき、デジタル資産の取引を可能にします。このプロダクトは主に金融分野のトークンに焦点を当てています。
Ocean Protocolは、データ取引に焦点を当てたオープンマーケットを構築しています。UniswapでトレーダーがETHをUSDCに交換するのと同じように、Oceanの参加者はデータトークンを取引することができます。
各データトークンは、データの特定の範囲の権利を主張するものです。仮にXYZトークンにBinanceの財務データがリンクされている場合、XYZを購入した人は誰でもBinanceの財務データにアクセスできるようになります。
Balancer Labsの協力を得て、Ocean Protocolは誰もがデータを売買できるAMMをOcean Marketに導入します。流動性プールには、データトークンとOCEANトークンでブートストラップされる予定です。
データを購入するには、まずOCEANを購入して、Ocean Marketでデータトークンと交換する必要があります。
OceanがBalancerの使用を決めたのは、Balancerの柔軟性です。例えば、80:20のデータトークンとOCEANのプールでは、50:50のUniswapプールと比較して価格変動による損失が少なく済みます。
Balancerの創設者Fernando Martinelliはこう語ります:
“Ocean ProtocolがBalancerのAMMを使用することで、DeFiが管理する資産クラスにデータという膨大な新しい資産が加わることになります。何千もの新しいデータ資産が、何千ものBalancer AMMに繋がることになります。”
このような市場のユースケースを考えることは難しくありません。企業や個人に関わらず、それぞれが保有するデータをそのデータを欲する買い手に販売してマネタイズすることができます。代替のデータソースを探しているヘッジファンドやAI/ML 開発者は、このような市場の有力な買い手となることが多くなるでしょう。
Balancerが統合されたことで、データの売買が飛躍的に容易になります。
この開発は、データ所有者がデータをトークン化し、それをマネタイズするためにBalancerプールを作成する「イニシャルデータオファリング(IDO)」という新しい現象を生み出す可能性があります。80:20のBalancerプールがどのように機能するかによって、各データトークン価格は連続して購入されるたびに上昇します。
ヨーロッパだけでも、データ市場は4400億ドルと推定されています。成功すれば、OceanとBalancerは、データ取引の初の公正で効率的な市場をこの世に誕生させることになるでしょう。
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