Ocean Protocolによるイニシャルデータオファリング提案
Singapore — 2020 /9/24—Ocean ProtocolはBalancer Labsと提携し、データのためのオープンソースのコミュニティマーケットプレイスであり、世界初のイニシャルデータオファリング(IDO)ローンチパッドであるOcean Marketをローンチしました。BalancerのAutomated Market Maker (AMM)技術とOcean Protocolのデータトークンを利用したOcean Marketは、自動化によるデータ価格の発見、OCEANのステーキング、本物のデータキュレーションを提供します。
Ocean Protocolは、開発者がマーケットプレイスやその他のアプリを構築し、プライベートで安全にデータを公開、交換、消費するのをサポートします。Balancerは、プログラム可能な流動性プロトコルです。その柔軟性の高いAMM技術は、7億ドル以上の運用資産につながっています。
Ocean ProtocolがOcean MarketのリリースにBalancer AMMテクノロジーを選んだのには、いくつかの理由があります。第一に、Balancerはパブリッシャーの流動性の負担を軽減します。Balancer AMMは、独自の方法でトークン間の重み付けを可能にしています。これにより、データトークンに90%、OCEANに10%のウェイトを持つプールが可能になります。これは、一般的な50–50のプールと比較して、必要なOCEANは1/5になります。第二に、Balancerは、流動性をブートストラップ化し、恒常的な損失を軽減するために重み付けの動的な変更を可能にします。両チームは何年にもわたって協力しており、特にOcean創設者 Trent McConaghy氏がBalancer Labsのアドバイザーを務めていたことが挙げられます。
データマーケットプレイスは、データへのアクセスと収益化の機会を平等にするというOceanのミッションにとって不可欠なものです。過去のデータマーケットプレイスには、データ発行者がマーケットプレイス運営者を信頼しなければならない集中管理、プライバシーの喪失、価格決定の難しさなどの複数の問題が存在しました。
Ocean Marketはこれらの問題を解決します。ERC20データトークンとしてのデータサービスの公開、データの自動価格設定、データの発見、データトークンの購入、データサービスとしてのデータトークンの消費が容易になります。これらは全て、分散型ブロックチェーン基盤上で実行されます。プライバシーはコンピュートトゥデータ技術により保護され、価格の発見はBalancer AMMにより実行されます。開発者や起業家はOcean Marketをフォークして、独自のデータマーケットプレイスを構築することも可能です。
データはEUだけでも377億ユーロの市場規模です。しかし、どのように価格設定するかが長年の課題でした。Ocean Marketは、Balancerを搭載したAutomated Market Maker (AMM)プールを使用することでこれを明確に解決します。
“これらのデータプールに流動性を追加するのは、本物のデータ品質のキュレーションシグナルだけでなく、OCEANのステーク機能をもたらす意味合いもあります。世界をリードするデータマーケットプレイスを可能にし、次世代のテクノロジーに向けたフィードバックを提供するために、フェルナンドとBalancerチームの他のメンバーと協力できたことを嬉しく思います。” — Ocean Protocol創設者 Trent McConaghy氏
“Balancer Labsは、AMMを適用するための新しい方法を継続的に模索しています。Ocean ProtocolがBalancer AMMを使用することで、DeFiが管理する資産にデータという膨大な新しいアセットクラスが加わることが約束されています。何千もの新しいデータアセットは、何千ものBalancer AMMにつながることになります。これはロングテールのAMMであり、あらゆるAMMプロトコルで初めてのことです。Torentと彼のチームは、ユースケースの探索、Balancerの統合、Balancerドライバの開発、そしてBalancerの改善とスケーラビリティの向上のためのフィードバックの提供において優れた協力者でした。私たちは今回のローンチを非常に楽しみにしています。 — Balancer Labs CEO兼創業者 Fernando Martinelli氏
今回の統合は、2年間のチーム間のコラボレーションの成果です。
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