Celo財団の成長戦略

Celo Japan
2020/08/30 06:00

Celo財団のリーダーシップ構築のための理事選定プロセスについて

2020年のアースデイに、19カ国からの数十人による独立したバリデーターで構成されるCeloコミュニティが、CeloネットワークとCeloプラットフォームを実現しました。それ以来Celoコミュニティは、プラットフォームの固有資産CELOの引き渡しから、プラットフォーム初のステーブル資産のCelo Dollars（cUSD）を誕生させることまで、複数のオンチェーンガバナンスの提案を出し、通過させてきました。わずか数ヶ月の間に、Celoプラットフォームはアイデアの状態から機能的で堅牢なブロックチェーンプラットフォームへと発展し、世界中の関心を惹きつけてきました。

Celoのパブリックローンチに伴って、Celo Foundation（以下「財団」）が設立されました。同財団は米国を拠点とする非営利団体であり、オープンソースのCelo Platformの成長と開発を支援しています。Celoコミュニティの理念に基づき、教育、技術研究、開発環境、地域社会への貢献、エコシステムへの働きかけなど、全ての人が豊かな生活を送る為に必要な包括的な金融システムの支援・奨励を行っています。

財団による支援及び活動と成長事例

Celo Alliance for Prosperityメンバー数が100に到達：今年初頭に発表されたCelo Alliance for Prosperityの会員数が倍増し100名を超えました。会員数の増加により、テクノロジースタックを横断したコラボレーションが可能になり、世界中のユーザーのニーズに応える統合ソリューションが実現できます。

Celo Foundation Grant Program：助成金プログラムは第1ラウンドに続き、現在は第2ラウンドを終えた所です。世界50カ国から180件の助成金申請が寄せられました。財団による助成金プログラムは、エコシステムの成長とCeloの導入を促進・加速させる為のツールを提供する重要な柱となっています。

Ecosystem Investments：当財団は当財団のミッションに沿ったベンチャー企業に直接投資する取り組みもしています。また、当財団はPolychain Celo Ecosystem Venture FundのLPでもあり、Celoエコシステムの参画企業にシード資金を提供しています。

Strategic Development Efforts：当財団はこれまでも優秀なエンジニアリングチームを奨励し、資金提供を行ってきましたが、今後も継続してどう取り組みを実施していく予定です。

倫理的かつ責任ある方法で財団のミッションをを果たしていくために、私たちは、世界のCeloエコシステムを反映した様々な地域やコミュニティ、バックグラウンドを持つ理事会を以下の通りに構想しています。

私たちが大切にするスキルと経験

より良い金融・経済インフラの構築に焦点を当てた成功経験を持つ民間事業者または公共部門で積極的に政策を推進た経験のある事業者

大規模な組織をリードしてきた経験者

複数のグローバル市場、特に中南米やアフリカ・中東、東南アジアでの勤務経験を持つグローバルな視野を持った方

ブロックチェーン技術への興味や専門知識をお持ちの方

今後3年間で9名の取締役会メンバーの就任を予定しており、6名の議席は無期限の長期任期、3名の議席は3年任期の時差任期を設定することになります。このモデルでは、短期的なトレンドやエコシステムの変化への適応力を高めながら、長期的な思考と戦略の遂行を可能にしていきます。Celo財団の初期理事会は、Celoの3人の創設者で構成されています。2021年初頭までに2名の理事会メンバーを追加することを目標としています