LTOネットワークが価値(技術)を創造する方法、創造する価値(製品)、価値をどう捉え維持するか(トークンエコノミー)についての2019年の戦略計画とSWOT分析について
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1.要約 — プロジェクトの概念的理解
・LTO Networkの技術を使用して何ができますか?
・ユースケースはありますか?
・トークンの活用方法は?
2.2019年のLTOネットワーク戦略的事業計画
・LTO Networkのミッション
・なぜ他のプロジェクトが死に、LTOはそうならないのか。
・2019年のプロダクトフォーカス
・SWOT分析
・マーケティング、取引所と地域社会の取り組み
LTO Networkの技術を使用して何ができますか?
LTO Networkプラットフォームは非常に多目的であり、ツールキットには無限の使用例があります。 サプライチェーンプロセス、サードパーティのデータ処理など、パーティ間のプロセスや法的合意・契約事項に関してはは全てLive Contractとして自動化することができます。
また、LTO Networkには、さらに多くのケースが“隠されて”います。 データが不正操作されていないことを確認するために、トラストレスで安全な監査証跡を作成することでき、これは企業及び文書管理システムプロバイダにとっての必須事項です。
ユースケースはありますか?
LTO Networkは、不動産市場(MSeven、OSRE、Merin、Stena、CMS Lawなど)および保険市場(DEKRA)に既にいくつかの大手顧客を擁しています。 これらの企業はタイムスタンプと監査証跡にアンカーとして使用します。 また、ドイツ、オランダ、ベルギーでの廃棄物輸送のためのサプライチェーンソリューションとしても採用されています。 このソリューションは、分散ワークフロー、公証人サービス等で構成されています。
トークンの活用方法は?
次のような意見があります。
“企業や政府が取引所でトークンを購入して製品を使えるようにすることは現実的ではない”
実際に、ブロックチェーンの専門知識を持つクライアント(B2Bまたはユーザー重視のプロジェクト)が余計な手間無くこのソリューションを活用できるようにする必要があります。この部分については、トークンホルダーコミュニティをユーザーとマージすることで解決します。
ブロックチェーンやトークン市場に精通していない企業は、トークンの取得に関心を払う必要はありません。 例えばLTOトークン保有者は、自分の保有トークンをXYZに貸し出す事が可能です。XYZはそのトークンをインテグレータで使用することができます。 もちろん、クライアントもトークンを自由に購入できます。この様にあらゆる形でLTOトークンは常に使用されます 。( 企業が購入するかリースするかにかかわらず)
このように実際のネットワークの使用を奨励するとともに、トークン取得に関するいかなる摩擦も解決されます。 Altcoin Magazineからの記事。
LTOネットワークがいかに価値(テクノロジー)を生み出すか-カスタムロジックを決定し、データ活用に対するセキュリティを確保するためのアンカーとして使用できるハイブリッドブロックチェーンアプローチをとります。
LTOが生み出す価値(製品)-2つの層からなる採用戦略があります。スタンドアロン機能およびパーティ間のプロセスやビジネス手順に使用できる分散型ワークフローです。
LTOがいかに価値を捉え、維持するか(トークンエコノミー)-クライアント、インテグレータ、コミュニティトークン保有者によって実行されるステークは、より多くの採用とトークン維持期間(ノードによる拘束)をもたらします。ネットワークインフレーションはありません。 詳細は、tokenomics paperをお読みください。
ここまでで概念部分はカバーされたので、詳細に入りましょう。
LTO Networkは、分散型ワークフローを介して複数の組織や部門間のコラボレーションを可能にします。これにより、ユーザーとなる企業は独自の(従来の)システムを使用してプロセスに参加することができます。
このクールなミッションを、どのように実現していくのか?
なぜ他のプロジェクトが死に、LTOはそうならないのか。
長期的持続可能性とプロダクトに焦点を当てていないプロジェクトは、1年足らずで失敗しています。
最大の無駄は、顧客が求めていない製品を作ることです — Eric Ries
多くの場合では、財団がプロジェクトの作業を停止してしまうとトークンは実質的に使用不能になります。 BitcoinやEthereumはこの問題を克服できるレベルの規模の分散型コミュニティを持っています。しかし、他のプロジェクトはそれを真似ることはできません。全ての分散型プロジェクトにプラットフォームを維持できる力を有する巨大コミュニティがあるわけではありません。他のプロジェクトチームは、構築物の維持のためにより持続可能なシステムを必要とします。これが、Dockerが使用しているオープンソースのビジネスモデルを実装した理由です。
mainnetをリリースし、分散型ワークフローの構築のためのツールキットを提供しました。どのIT企業、インテグレータ、スタートアップもこのツールキットを使用して独自のソリューションを構築可能です。
あるインテグレータがプロジェクトを放棄したときに集中型障害点を取り除くために、できるだけ多くのインテグレータをLTO Networkのブロックチェーンに参加させ、ソリューションの統合を果たす事がチームの目標の1つです。全てのインテグレータを統合して使用することはLTO Networkブロックチェーンに役立ちます。
CEOのリック・シュミッツは、2019年のプロダクト戦略について次のように説明しました。
現在出荷可能かつ企業が理解できるシンプルなものから始めます。それが成功した流れで、LTOが内部で持っている他の高度な技術やプロダクトを見せていきます。 古典的な拡大戦略です。
ブロックチェーンプロダクトは徐々に段階を追ってビジネスとアプリケーションに統合されるべきです。 この実現には、インテグレータは現在のビジネスアプリケーション機能に影響や摩擦を与えないようなシンプルなものから始めなければなりません。これが、より広範にブロックチェーンのユースケースをもたらすための最初のステップです。例えば、分散型ワークフローエンジンがそれです。
それを経て、定着を待ってから拡張していくという2段階の採用戦略をLTOは採ります。
インテグレーター/ユーザーがファネルをどのように通過するのか。
基本的に分散型デジタル公証人として機能するLTO Networkパブリックノード(レイヤー1)を実装することにより、インテグレーターとそのクライアントは、ITインフラストラクチャでノードを稼働させることに慣れるでしょう。その後、適切な時期に、インテグレーター/クライアントは分散ワークフロー(レイヤー2)にアップグレードする段階に到達します。
これらどちらの場合でも、ソリューションにトークンは不可欠です。
競合他社についての内部分析
競合他社に関しては、ファクトムの存在が大きいです。 TierionとBlockusignもアンカーを使用して何かを行っていますが、いくつかの問題があります。 これらのプロジェクトには次のものが挙げられます。
間違ったネットワーク設定(アンカー):パーミッションブロックチェーンは、本当の意味での公証人としてはカウントできません。
ビジネス価値の創出に近道はありません: スタンドアロンプロダクトも素晴らしいと思いますが、ゲームチェンジャーになりえるものではありません。
企業には、彼らが依存する既存のシステムが多数存在します。 そのに突然"新しく優れた分散型ソリューションに切り替えましょう”とプレゼンをするだけでは、新規ユーザーの獲得は非常に困難です。
LTO Networkの生む"違い”
私たちのパーミッションレスネットワークにより、パブリックレイヤーをより安全にするために真の分散化を達成します。バリデータが誰であるかは誰にもわかりません。
パブリックノードを実行している場合、分散型ワークフローにより数回のクリックだけで、潜在的な数百万のコスト削減を実現します。
LTO Networkは、既存のシステムへのシームレスな統合を可能にします。 このアプローチはよりスケーラブルで、膨大なエンドユーザーベースを獲得する可能性があります。
Prio 1:アンカーを非常に単純化します。 インテグレーターとクライアントのトランザクションレシートを統合します。APIドキュメントとウィキを作成します。
Prio 2:ネットワーク統計、ブリッジ統計、トランザクション、ノードのステークを表示するダッシュボードの開発。
Prio 3:新しいウェブサイト
Prio 4:新しいエクスプローラー(モバイルビュー)+ウォレット
もちろん、以上のことは営業チームと開発チームによる絶え間ない努力に密接に関連していますが、それはロードマップに載せられるものではありません。
2019Q2から、サマリーブロックス、LPOIの実装、その他の開発、ビジネス採用の高速化に取り組みます。
申し訳ありませんが、LTOはブロックチェーンパーティーを開催するつもりはありません。
ブロックチェーン会議のイベント参加に5万円も支払う必要はありません。こんなものは何の役にも立たず、顧客もトークンホルダーも引き付けません。飲み会を開かない代わりに、インテグレーターやB2Bクライアント、実際にLTO Networkを利用する人々との質の高いイベントに焦点を当てていきます。そのような中身のあるイベントで会いましょう!
トークンが存在する場合には、製品はそれ自体で全てを行うことはできません。私たちは最高の流動性プロバイダーに焦点を当てます。それだけでなく、クライアントの採用とネットワークの価値の間でバランスを取るようにします。 トークンホルダーコミュニティの拡大のための新しい可能性を常に模索しています。 質の低い行動をとることは何の解決策にもなりません。LTOは最高の品質を目指していますし、それには強いコミュニティを持つことが非常に助けになります!
そして私達はコミュニティに対して透明性を保っています!
これには2つの側面があります。
既存のコミュニティをアクティブに保つことと、新しいコミュニティメンバーを獲得することです。 まずは、実際のネットワークユーザーの獲得に焦点を当てます。これがソリューションのユーザーベースになります。
それに続いて、私たちはLTO Networkの情報やアナウンスを最新の状態に保ちコミュニティの伝えていきます。 これは今までもこれからも継続していきます!
最後になりましたが、コミュニティエンゲージメントプログラム、いくつかのタスクのクラウドソーシングにより、開発やマーケティングの進捗はさらに積極的になっていくでしょう。 もちろん、LTO Networkの技術を必要とするdAppの採用にも取り組んでいます。
これは2019年に素晴らしいスタートを切り、メインネットローンチに成功し、成長しつづけるプロジェクトのための熱狂的なコミュニティです!
今年は更新と新しいインテグレーターでいっぱいになるでしょう。 LTO Networkの今後の展開に注視していきましょう!
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