CMOによる上海~サンフランシスコ探訪記
皆さんこんにちは!LTONetwork CMOのイヴァンです。
この記事は戦略提案のようなものです。読んで思う所があればあなたの意見をテレグラムで気軽にフィードバックしてください。私たちは常にコミュニティを重視しています。共に考えて最高の方向性導きましょう!
あなたの都市でイベントを開催し、そこで紹介するブロックチェーン3.0や、全く内容が身近ではない退屈なB2Bユースケースに対してすぐさま興味を持つなどということは期待できるものではありません。いくらそこでしつこく売り込んでも彼らは絶対に興味を持たないでしょう。
各国には各国の料理があります。この記事では、各地域でのコミュニティの拡大についてフォーカスし、どうアプローチすべきかを考察してみましょう。
そこに絡めてまずは、最近私が行った上海~サンフランシスコ旅行についていくつかのお話をしたいと思います。
私は上海とサンフランシスコのブロックチェーンウィークに参加するために飛び立ちました。
DeFi分野で活動する多数のプロジェクト、ビジネスにフォーカスした新興企業やベンチャーキャピタルと出会いました。 私の目標は、各分野の原状を観察し、LTONetworkの拡大戦略を導き出すことでした。
ここにいくつかの観察結果を記しましょう。
多くのプロジェクトは、VCが湯水の如く投資を続けていた時に、まさにバブルのように市場で大量発生しました。 当時の市場への流入額は異常な量でした。 多くのチームが“構築すれば金は集まる”と考え、それがバブルだとか、市場サイクル的にどうなのかなどは誰も考えていませんでした。
その構築物のユーザーやキャッシュフロー、製品の使い勝手やビジネスモデルについても適切に考えていた人はほとんどいない状態でした。
その結果どうなりましたか?
現在、大部分のプロジェクトは、その製品が実社会に適合しないことが露呈し、資金不足に陥っています。彼らはチームメンバーの解雇を迫られ、近い将来にもプロジェクトを完全閉鎖させる可能性すらあります。
この状況自体はスタートアップにとってよくあるパターンですが、業界全体がこの状況に陥るのは良い事ではありません。その事に早い段階で気づいたか、他よりも多くのものを生み出したプロジェクトは、まだ健全にコミュニティイベントを組織し、成長拡大路線を探し求めています。しかし、その多くもまた自分たちが目指すべき最終目標やユースケースを見つけることができていません。それは絶望と希望が折り重なりながらの探索のようなものです。そこには明確な答えがないか、もしくは馬鹿の一つ覚えのように「私たちの製品はイーサリアムより速いです」というのが精一杯でしょう。
未来の構築は楽しい事ですが、お金なしでは誰も生きていけません。これと同様の状況は、10年以上前にクリーンエネルギーに焦点を当てた新興企業でも起こりました。社会的意義のある製品を構築する事はとても充実した気持ちになりますが、それが収益を産まなければ会社を維持することもできません。
多くの開発者は従来の企業に戻って仕事をしたほうがいいかも知れません。暗号通貨に特化した小規模なVCの多くが消滅しました。現実的なレベルでクールなプロジェクトや製品はあまりないので、大規模な投資もされません。DeFi分野は現在注目を集めている代表的なものです。誇大広告が枯渇しかけているなかでも興味深いアプローチであり、将来性も確かにありますが、同時に欠点もあります。
どのようなビジネスでもキャッシュフローこそが王様です。有料スキームを利用するユーザーがいて、そのユーザーベーの上にどのようにビジネスモデルを配置するのか、VCからの資金調達のためにどのように宣伝するのか、最終的なキャッシュフローはどのようなものになるのか。
この点において、LTONetworkは適しています。なぜなら私がここまで語ってきたことを最初理解し、最初から実践していたからです。
多くの取引所と流動性プロバイダーは、新しい資産クラスを探し、従来のファンドとのオンボーディングに取り組んでいます。その対象はアルトコインではなくなってきています。取引所にとっては、IEOにおけるリスクを背負うよりも、主要資産に集中して運用する方がはるかに簡単で、リスクも少ないからです。実際、彼らは立て続けにIEOを試してきましたが、早くも先細りとなっているのが皆さんにも感じられるでしょう。
それでは次の解決策は何でしょうか? B2Bです。
ほとんど全てのブロックチェーンプロジェクトが、最近になってB2B市場にフォーカスし始めました。この方針転換は何でしょうか?
ここにきて中国政府筋がブロックチェーン技術について前向きなコメントをしています。この動きをきっかけに、ブロックチェーン技術の採用を検討する企業が増え、自治体レベルでもプロジェクトに対して金銭的な支援を始め、VCの動きもより活発になりました。このニュースの真意に関係なく、ブロックチェーンに再び注目を集める大きな機会になりました。注意すべきところは、デジタル資産ではなく、データやビジネスプロセスの自動化に焦点を当てているということです。
企業はブロックチェーンテクノロジーを調査し、ビジネスプロセスの自動化を採用しまたは投資したいと考えています。実際、この市場には大きな成長の可能性があります。
この事は今後、何につながっていくでしょうか。ブロックチェーンプロジェクトチームは巨大なビジネスチャンスを得られるのでしょうか?
LTONetworkは、これらの動向を予測した上で当初からB2B市場に参入しています。 数多くの政府機関との取引、ISO委員会への参加、信頼できるB2B企業達がパートナー&クライアントリストに加わり、この分野で確固たる地位を築いています。詳細はこちらです。LTONetworkが市場に出て以来、製品と市場の適合性を証明し続けています。
私たちが1年以上前に想定していた状況に、現在の状況が追いついてきています。特定の企業を倒す為の製品ではなく、既存の企業と統合し、サプライチェーン、デジタル署名、保険分野でのユースケースなど、潜在価値の全てをLTONetworkに取り込むことができる製品です。
LTOは、Webサイトを経由して製品、技術、各種アナウンスを各言語地域に直接リーチするためにマルチリンガル化を進めていきます。
その第一弾は中国語版です。
LTONetworkでは、独自のエコシステム内で優れた基盤と堅実なユースケースが構築・実行され続けています。これを世界のより多くの人に届けるにはどうするべきでしょうか。コンテンツのローカライズです。
これにより言語の障壁を感じることなくユースケース、パートナーとクライアント、テクノロジーについて学ぶことができます。今後は、ロシア語、韓国語、トルコ語版を順次リリース予定です。
LTOコミュニティを拡大し続けましょう!
「我々はグローバルプロトコルであり、ローカライズにリソースを浪費することはしません」と主張するプロジェクトや企業は、その無意味なこだわりから大きな市場シェアを失っています。 アジア、特に中国は、デジタル資産の流動性の確保に関して最も主要な市場です。この重要性を見逃してはなりません。
Webサイトによる固定情報に加え、コミュニティはプロジェクトの更新情報を得て、現在そこで起きていることに関する情報を迅速かつスムーズに入手できる環境が必要になります。その基盤となるコミュニティの構築とは “ 秩序を維持し、アクティブメンバーを維持すること” です。
これはネイティブスピーカーの協力なしでは実現できません…
中国のチームメンバーJiang Jie Huがこれを主導します!
彼は、アジア地域のエコシステムVの拡大に取り組みます。コミュニティ管理、プロジェクトとの連携、中国にフォーカスしたプレゼンスの維持です。現在はTelegramに常駐していますが、後日専用WeChatグループを作成予定です。
新しい始まりがここに到来を告げます。共に奇跡を起こしていきましょう。 LTOチームに参加できとてもうれしいです!
Joey Hu, Ecosystem V — Asia
アジア諸国でいえば、友人であるTakeshiのおかげで、日本におけるLTONetworkの知名度と露出が徐々に増えています。より多くの人々がLTOについて学ぶにつれ、コミュニティはプロジェクトに対するより多く信頼を抱くことになるでしょう。2020年の日本での展開を楽しみにしています。twitterアカウントをチェックしてください。
現在までLTOコミュニティは順調に成長しており、多くの国で新たなつながりが増え続けています。これは非常に重要なことです。そして地域に根差したコミュニティ構築にたいして、体系的なアプローチをとっていく必要があります。むやみに規模の拡大だけを考えてしまうと、コミュニティの成長も会社の成長もある時点で停滞してしまいます。
現在まで、私たちはオランダで確固たる地位を築き、徐々にヨーロッパ全体でのより多くのビジネス機会を獲得してきました。そして今後、中国と米国を中心に潜在的なパートナーを発掘していく段階に入りました。私たちは、ローカライズ戦略を共有し、各国の活動を適切に計画・実行していくことです。
例えば、中国のメンバーがLTOトークンを簡単に入手できる取引所がない場合、中国での適切なコミュニティ構築はできません。また、ゲームやアプリ関連のプロジェクトが一般的に高く評価されがちな韓国で、退屈なB2Bユースケースについて話をしても大きな効果は得られないでしょう。GitHubを見せて研究論文について話をしても同様です。
一方で、米国拠点のVCは、研究論文とコーディング内容を最重要視しており、そこから真の価値が生まれると考えています。
つまり、その国や地域においてプロジェクトをどのように展開していくか、それに応じた戦略を練る必要があります。もちろん、タイミングも重要ですが、やれることはたくさんあります。
最も重要なことは、それ自身がすでに強い国際ブランドを持っているか、協力関係にあり信頼できる地元のパーティーが存在しない限り、コミュニティはそれを簡単に受け入れないということです。そして、この部分がまさに私たちの取る拡大方法です。
各地域で既に評判を確立しているインテグレーターと協力することで、私たちは彼らの既存のネットワークを活用することができます。私たちはこれを重視し、ビジネスパートナーとコミュニティメンバーの信頼性と評判を慎重に確認していきます。
重要なことは、アクティブなコミュニティメンバーを維持し、LTONetworkテクノロジーとLTOトークンを利用してより多くのビジネスパートナーを獲得することです。
前述の通り、各地のコミュニティと協力してより多くのコンテンツを作成し、ロシア語、ベトナム語、韓国語、中国語、トルコ語、インド語その他の言語に翻訳していきます。
さらに各地インフルエンサーとメディアチャンネルによるAMAを増やし、様々なプロジェクトとのコミュニティミーティングを実施する予定です。
これらブランディング戦略により製品価値はさらに強固なものとなるでしょう。 現在、各国で多くのつながりを持ち、徐々に活性化している状態です。これらは全て非常に重要な市場です。以前は、ボリュームと投機性ばかり話題になっていましたが、今では政府や公的機関がブロックチェーン技術を利用したアプリケーションの採用に強い関心を持っています。
チームに3人の新しいメンバーが加入しました。 日々多くのユースケースが増え、より実用性を増していく段階に近づいています。
2019年Q4と2020年Q1でLTOは飛躍的に発展するでしょう!
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