

※私、まこさんは、特に麻雀に詳しい訳ではございません。unicodeで麻雀牌を表現できる事と、自分以外の人が発案した曲を歌った=副露のように牌の横倒しで表現できる事が気に入って、歌のセットリストを麻雀風にしているだけです。
----------
11/15の日曜日は、移動が多い一日でした。午前は所用で地元に張り付いており、昼食後に(お友達からお誘いを受けた)プロミュージシャンさんによる「リズムやグルーブ」に関する講義(特にJ-POPと洋楽のノリの違いについて)を聴講しに、大阪府北部某市へ出ました。15:30の講義終了後、午前中にやり残した所用の消化のため、いったん地元に戻ってから、19時台に大阪市内への移動を開始し、食事や買い物を済ませてから、divaさんに入ったんです。そこまで無理をしたのは、ある「特集」をしたかったんです。
NHK教育テレビ(Eテレ)で今でも続く『天才てれびくん』シリーズ(実はほとんど観ていないのですが)の音楽コーナー(ミュージックてれびくん、略してMTK)で、出演していたてれび戦士(子役)達が歌う曲の中に、洋楽に日本語詞を付けたカバーも含まれていたんですよ。後追いでMTKの存在を知った私ではありましたが、カバーの選曲や訳詞も含めて、結構気に入ってます。
で、そういったMTKの曲達がアルバムとして順次リリースされ、中にはカラオケまで付けてくれている曲もあるんですよ。逆に、CDや(PV集の)DVDとしてリリースされず、もはや動画サイトへの違法アップロードでしか聴けない曲もあるのですが...
カラオケ付きでCD化された曲の内、購入やレンタルで手に入れた音源を元に、ちゃちゃっと歌詞動画を作ってみました。特に原曲をよく知っていれば、歌詞のワイプ(カラオケで歌の進行に合わせて歌詞の文字色が変わるやつ)が無くても歌えるので、「4拍子の1拍目にどの文字が来るか」等を分かるようにさえしておけば、問題なしです。
それでも、お昼の講義のテーマに通じるのですが、英語と日本語のノリの違いで歌いにくかった曲もありました。
まあ、ノリ以前に、おっさんが子役(特に女の子)のボーカルを再現しようとする事が破綻しているんですけどね。
----------
01.1-2-3 / SPACE FAIRY (自作)
原曲は、1988年にGloria Estefan and Miami Sound Machine(後に、バンド名をGloria Estefanに短縮)が放ったヒットです。
16ビートのラテンノリの曲に、日本語を乗せるのは難しいなあ、と思いました。特に、同じメロディ、同じリズムで歌っているつもりでも、日本語詞でノリが出なかったような気がします。
それに加えて、そもそも無理な発声を避けるために、1オクターブ下で歌ったので、軽快さの微塵も無かったですね。
----------
02.ダンシング・シスター ~I'm in the Mood for Dancing~ / フルーツ♥パーティー (自作)
原曲は、ご存じThe Nolansの同名曲です。
"mood"、"dance"、"chance"、"romance"と言った歌詞中の頻出ワードをうまく残しているので(実際には、"chancing"といった動名詞の形で現れた物を「チャンスに」等に置き換えてます)、空耳のノリでも楽しめます。
この曲からは、オクターブ落としは止めて、子供達と同じ声の高さにしました。
あと、画像右側に書いた「てんちむ」の件には、ここでは詳しく触れませんが、時事ネタとして処理すると、現在「返金地獄」の真っただ中らしいです。騙された形になった方々を救済する為にも、何とか完済してほしいです。
----------
03.旅人は星を数える ~Days Are Numbers~ / MEMORIES (自作)
いろいろ苦労したという点で、この曲がある意味今回の一番の大ネタでした。
そもそも、原曲である”Days Are Numbers”を知らなかったんです。調べてみると、Alan Parsons Projectの1984年リリースのアルバム"Vulture Culture"(題名だけは知ってました)の収録曲で、翌年シングルカットもされたそうです。ただ、アルバム、シングル共に全盛期並みのヒットには至らず終いだったようです。
でも、せっかくオケもあるし、気に入ったので、この曲に限り、ワイプ付きでオケを作りました。リードボーカルの男子(女子中心のコーラス隊も良い)の音域が何とか対応できるのもありがたかったです。
でも、原曲を知らないが故に、同じコード進行でも歌詞の乗せ方が違うのに戸惑いました。歌うのが難しそうな箇所には音の長さがわかるようにワイプで工夫しましたが、改良の余地はまだまだあります。
----------
04.恋にメリーゴーランド ~In for a Penny, In for a Pound~ / SPACE FAIRY (自作)
私がMTKにハマるきっかけとなった、大好きなカバーです。
原曲を歌っていたのはディスコ全盛期に日本で大人気だった、ドイツ出身のArabesqueで、邦題もまさにこの通りでした。
原詞(英語)の大意は、「一夜限りの恋を目論んで近寄ってきた相手に対し、中途半端では無い本気の恋愛を望む」というものです。「中途半端はアカン」というテーマをはっきりと打ち出しているのは、題名にもなった"In for a Penny, In for a Pound"という英語のことわざ(意味は「着手した事は最後までやり通せ」)です。ただ、"In for a Pound"に対して、韻を踏むために使用した単語"merry-go-round"が、日本人にとっては原題を上回るパワーワードになり、それが邦題にも影響したのかもしれません。ちなみに、"merry-go-round"の実際の使い方は、「(動き出した)メリーゴーランドからは飛び降りる事ができない」と、原題の意味を補う比喩です。
そんな原詞を持つ曲に対して、女の子3人が歌うMTKでの日本語カバーでは、テーマを変えずに、性的な含みだけをうまく省いているんですよ。もちろん、メリーゴーランドは動き出した恋の隠喩に使ってます。また歌詞だけでなく、曲全体のアレンジも好きなんです。
この曲も何とか原曲キーで歌えました。
----------
05.浮気なスー / スリー・ファンキーズ (DAM)
MTKで持ち込んだのは4曲だけだったのですが、延長戦でもう1曲洋楽カバー投入。
同席した他の常連さんが、たまたま洋楽の日本語カバー祭りをされており、特に「珍曲」中心とお見受けしました。「珍」とは言えませんが、私も便乗してみました。
スリー・ファンキーズをチョイスしたのは、お昼に聴講した講義の会場で、グループの初期メンバーのブロマイドを見つけたからでした。その初期メンバーとは、トリオでのレコードデビュー後(センター?)に程なくしてソロ歌手に転じ、さらに俳優としても活躍された、高橋元太郎、a.k.a.うっかり八兵衛さんでした。
----------
MTKの話に戻りますが、プロデューサーはタケカワユキヒデさんであり、選曲や訳詞のセンスもタケカワさんの腕の見せ所なのかな、と思っております。
今回は4曲だけでしたが、オケ作成後に、つい最近まで中々入手できなかった初期のアルバムが次々に手に入りました。これからも新たなカラオケ動画が作れそうです。











