安倍首相がけっこう突然に
休校要請を発表して、
え!文科省より先に総理が言っちゃうんだ!!
なんて思って、
各自治体がこれを受けてどう動くのか・・・・
と思っていたけれど、
本当に、休校になっちゃいました。
世間ではこれまたたくさんの意見が飛び交っています。
色んな意見や色んな側面がある中で、
じゃあ自分はどう考えるか?
です。
まさに、数年前にすごく話題になった本の題名の通りで、
『君たちはどう生きるか』
だなあ、なんて思っています。
今回の休校、
たくさんのところに影響が及んでいるから、
例えば
共働き家庭の小さなお子さんとか、
学校が心の拠り所になっている子どもたち、
この春に転校する子は急なクラスメイトとの別れになっている場合もあるだろうし、
一方で、学校が休みになって、ホッとしている子もいると思います。
子どもの数だけ想いはあって、
家庭の数だけその家庭それぞれの想いがあると思います。
中学3年生は、高校入試があって気が気でないと思います。
高校3年生は、最後の高校総体へ向けて、
この春、大事な時期だったと思うし、
やっぱり、
現場の先生方はどんな想いで居るだろう、
私が担任だったら、顧問だったら、・・・・
なんてことが頭の中にずっとフワフワしています。
なんだか暗いニュースが多いんだけど、
私はこの休校の期間、
もし担任だったら、
顧問だったら、
週に1回でも、
みんなに、
『君たちはどう生きるか』
を考えるしかけをしたいなって思います。
この休校、
こんなチャンスない、すごく良いチャンスだと思っています。
時間割もない、
宿題(宿題はどうなのかな?)も、部活も、試験もない、
与えられた自由な時間を、
みんなは、どう過ごしたって良いんです。
どう過ごすのもみんな次第で、
その結果を引き受けるのも、みんな自身です。
いつもは、
大会があって、勉強が・・・とか
試験があって、部活の練習が・・・とか
そもそも学校の時間割の中で、
やりたくもない勉強を、“させられている”から・・・
なんて、
逃げ道や言い訳は簡単に見つけられるかもしれない。
でも、
今回は、あなたたちに与えられた時間を、どう使うかは、
本当にあなたたち次第です。
どうやらこの期間にも、
自宅に居るのかどうか家庭訪問し、居なかったら罰則なんていう学校もあると聞きましたが・・・・
そんなことよりも、
完全フリーで、
どう過ごす?
を考えられる、先生方にとっても、子どもたちにとっても、すごく良いチャンスだと、
私は思っています。
(そういう意味では、「学校に行く」っていう選択肢も、
残していて欲しいな、とも思うんです。)
担任だったら、
休み明けに、
『どんなことをした?』
を聞くのが楽しみでしょうがないです。
本来、
与えられた時間はその子本人のもので
誰にも奪う権利はなくて、
他の誰も責任をとれるものでないです。
自分の人生を、自分の選択で自由に生きる。
そしてそれは、自分も、他人も同じ。
このたくましさを、
みんな持ったら、きっと、
分け合えるし助け合える、
そんな世界になると思います.
石巻は、空がきれいです。
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2020.3.3.
休校期間約1ヵ月。
今はもう学校再開の流れになっている。
ただ、
元に戻ってはいけない。
せっかく得たこのチャンスを、
元に戻してはいけない。