
5月17日(火)
ご覧いただきありがとうございます(^O^)
高校数学教師(宮城県)を退職し、全国のデモクラティックスクール、北欧デンマークの教育を学んだ後、仙台から教育革命をしている伊藤真結です。
個別の授業対応なども行っている公式ホームページはこちら≪ Mayu Academia ≫
2020年4月からAKIU SCHOLĒ(アキウスコレー)という
新しい学校🏫を仙台市秋保町に創っています。全日制の学校に行っていても、通信制高校に行っていても、不登校でも。
全ての中高生が、自分の選択で自分の人生を切り拓く力を育みます。
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【社会起業家育成プログラムTOHOKU SOCIAL INNOVATION Acceleratorプログラム2019】
「共感賞受賞」最終プレゼン動画:https://www.youtube.com/watch?v=ieW27hLim5c
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今日もどんより朝のスタートでした。(;´д`)
5月、6月はやっぱりなんだかんだで寒いから、
皆さん体調にお気を付けください。
天気が悪くて心が落ち込んでしまった時に、
身体の調子まで悪くなると、
負の連鎖になってしまうので、
気持ちがへこんだら体を元気に、
これは鉄則です^^

そんな今日は、
ちょうど公認心理師試験まで2ヵ月です。:;(∩´﹏`∩);:
今日も、
勉強したことのシェアをしようと思います。
▽
「学習性無力感」という言葉があります。
1967年にマーティン・セリグマン先生の動物実験での観察に基づいて提唱され、
うつ病とも関連が深い言葉です。
ここで言う「学習」とは、
算数や数学などの勉強的な意味ではなくて、
後天的に、経験により身に付けた、
という意味合いになります。
つまり、もともと持っている無力感ではなく、
経験により学習された無力感、
というものです。
なんとなく理解しやすい言葉だと思いますが、
具体的に、学習性無力感の研究には以下のような実験があります。
(ちなみに心理学の歴史の中では、
たくさんの動物実験がされていて、
それだけでも、こういった知識や理論をしっかり学び、
活かしていかなければ…と感じます。。)
犬を対象として、2つのグループに分けます。
1つは、
電気ショックが回避できる状況を経験したグループA、
もう1つは、
電気ショックがどうしても回避できない状況を経験したグループB
です。
この後、
どちらのグループの犬も、
電気ショックが回避できる、逃げられる状況に移動したところ、
Aのグループの犬はすぐさま回避しました。
ところがBのグループは、
意欲の低下、無気力状態に陥ってしまい、
逃げられる状況にも関わらず、
電気ショックを受けたまま行動を起こそうとしませんでした。
▽
つまり、
学習性無力感とは、
努力が結果に結びつかない体験が繰り返されると、
人も動物も無気力になってしまうというものです。
学習性無力感に陥ってしまうと、
少し努力をすればその状況から抜け出せる可能性があったとしても、
努力すれば成功するかもしれないという事すら考えられなくなります。
これもまた、
目には見えない人の心や意識の問題だからこそ、
知らない間に蓄積されて
そうなってしまっている人も多いと思います。
▽
取り組む問題のレベルに関わらず、
「出来た!」
と感じられることが、
その子自身の可能性を拡げ続けることは言うまでもなくて、
「出来る!」と信じて次の行動に移せる為には、
小さな成功体験の積み重ねと、
「出来てるよ、大丈夫だよ」とフィードバックを与えられる伴走者の存在が必須だな、
と思います。
それは別に難しいことじゃないから、
日本全体に、そんな大人が増えると良いなと思います。
セリグマン先生は、
ポジティブ心理学としても有名な方で、
ウェルビーイング(心身ともに健康な生き方)を測定する構成要素
「PERMA(パーマ)」というものも提唱しました。
最後にそれを紹介して終わります。
<ウェルビーイングの構成要素>
P:Positive Emotion(ポジティブ感情)
E:Engagement(熱中、没頭)
R:Relationship(人間関係、関係性)
M:Meaning(人生の意味、仕事の意義)
A:Achievement(達成)
今日も、読んで下さって、ありがとうございました。(*^^*)










