
ものすごい雨の音で目覚めた朝。
低気圧・・・・
めっきり朝散歩ができない日々です。
天候と完全連動型人間の私は
光合成ができない日々に
完全にべっこり気持ち滅入っています。
そんなべっこり滅入った今日も
体育座りで暗い外を眺め
思考を巡らせることだけはしています。
思い巡らせていると浮かんでくることが山ほどあって、
その中で今日は、つい先日の授業で触れた、
数学Aの組み合わせの計算の話をしようと思います。
自分で言いながら、
(・_・D フムフム・・・
と思ったことがありました。
数学Aの順列というところで出てくる、
nCr という計算があります。
(エヌシーアールとか、エヌコンビネーションアールって言います
これ、どんな時に使うかと言うと、
例えば、
5人から2人の役員を選ぶとき、
その選び方は全部で何通りかを求めよ。
なんて感じです。
この場合計算式は、
5C2 = (5×4)÷(2×1)=10(通り)
という風になります。
計算の方法だけで見れば、nCr は、
7C3 = (7×6×5)÷(3×2×1)=35(通り)
6C5 = (6×5×4×3×2)÷(5×4×3×2×1)=6(通り)
といった感じで、
分母は、r の数から1までの掛け算、
分子は、n の数から分母の数分(r 個分)だけ、1ずつ減らした掛け算
ということになります。
で、進めていくと、組み合わせの問題の中には、
1~9の9つの数字が書かれたカードがある。
このカードから7枚のカードを選ぶとき、
その選び方は全部で何通りあるでしょうか。
なんて問題が出てきたりします。この場合の式は、
9C7 = (9×8×7×6×5×4×3)÷(7×6×5×4×3×2×1)=36(通り)
となり、
分母(割る数)が7から1までの掛け算。
分子は9から7個分、数を1ずつ減らして掛ける計算になります。
ここで、生徒たちには、たいてい、
「書くのめんどくさい・・・」
という気持ちが生まれます。
「めんどくさい」はけっこう大切な感覚かもしれないと思っています。
「じゃあもっと、効率化できないかな?」
を投げかけます。
生徒たちは、
「(そう言うってことは、何かあるんだな・・・)」
と探し始めます。笑
で、この計算、もう一度よく見てみると、
9C7 = (9×8×7×6×5×4×3)÷(7×6×5×4×3×2×1)
太字斜体の部分は約分されて消えてしまいます。
ということは、9C7 の計算って、
9C7 = (9×8)÷(2×1)
に等しいことになります。(楽ちん!!)
これは、
9C7 = 9C2(= 9C9-7)
ということになります。
式的にはそうだけど、
じゃあ、出題された問題をもう一度見てみましょう。
1~9の9つの数字が書かれたカードがある。
このカードから7枚のカードを選ぶとき、
その選び方は全部で何通りあるでしょうか。
これ、裏を返せば、
1~9の9つの数字が書かれたカードがある。
このカードから7枚のカードを選ぶとき、
選ばない2枚の選び方は全部で何通りあるでしょうか。
とも言い換えることが出来ます。
7枚選べば、必然的に、選ばないカードが2枚決まるからです。
従って、計算の方法としても、意味としても、
9C7 = 9C2
が成り立つことになります。
7枚選ぶということは、2枚選ばないことと同じ意味だよねってことです。
しかも、裏を返したら、書くことが減って楽になります。
※一般化すると
nCr = nCn-r
長くなりましたが・・・・・・笑
これを思い出して、
裏を返せば、ということについて考えてみました。
前に、こんな記事を書きました。
今、
好きなことで生きて行こう!
とか
好きなことを仕事に!
というメッセージが溢れていますが、
みんながみんな、必ずしも
高い沸点で、これが好き!!!!
でなくとも良いと思っています。
でも、
どっちでも、幸せな生き方であることは
同じだなあと思います。
これが今日の、
9C7 = 9C2
とリンクしたんですが
つまり、
って、裏を返せば、
嫌いなことでは生きていかない
ということかなと思うんです。
だから、無理して好きなことに囚われなくてよくて、
嫌いなことでは生きていかないってのも、
同じだし、それでも良いよね
なんてことを
体育座りで
窓の外の雨を眺めながら
考えていた水曜日でした。











