突き詰めたら、無所属という生き方はない。「無所属感覚」の危うさの話。

８月２３日（月）

ご覧いただきありがとうございます(^O^)
高校数学教師（宮城県）を退職し、全国のデモクラティックスクール、

北欧デンマークの教育を学んだ後、仙台から教育革命をしている伊藤真結です。

個別の授業対応なども行っている公式ホームページはこちら≪ Mayu Academia ≫
２０２０年４月からAKIU SCHOLĒ（アキウスコレー）という
新しい学校🏫を仙台市秋保町に創っています。

全日制の学校に行っていても、通信制高校に行っていても、不登校でも。
全ての中高生が、自分の選択で自分の人生を切り拓く力を育みます。
伊藤真結の応援はこちらから≪🎪 MAYU’s SCHOLĒ 🎪≫

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【社会起業家育成プログラムTOHOKU SOCIAL INNOVATION Acceleratorプログラム2019】
「共感賞受賞」最終プレゼン動画：https://www.youtube.com/watch?v=ieW27hLim5c

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今日からまた月曜日！

お盆からあっという間に、

夏休みが明けて・・・

９月になります。

今週末はAKIU SCHOLĒの開校日です。

授業の内容について、

頭の中がぐるぐるしています。

日常の中に授業のヒントは沢山転がっていて、

それを授業にするのに、

今はベストなのか、ベターなのか、

タイミングもすごく重要です。

今、授業の内容にはしないけれど、

ブログに書いていることは全て、

いつか生徒たちに共有したいと思っていることで、

対話の中からも伝えていきたいと思っていること

だったりします。

対話の中で自然と出てくるようにするためにも、

ブログに残しています。

ということでそんな今日は、

「自由」と「所属」の話を書こうと思います。

▽

退職した当時、

３月３１日までと４月１日からで、

多きく変わったのが、

公立学校の職員から、無職になったことでした。

いわゆる、

肩書は無くなり、

所属する何かがなくなった状態でした。

会社や組織の、

従業員であったり、その一員である場合は、

そこに「属している意識」は感じやすいです。

そして、

その「属している意識」は、

その組織と繋がっているという現実があるから当然、

自分の行動や発言に対しては、

責任が生まれやすいんじゃないかと思います。

これを言うことは、

会社としての信用が、とか、

これを言ったら、自分だけでなく組織全体に影響を及ぼす、

とか、

「属している意識」というのは、

責任を生むものとも言える気がします。

そういう意味では、

無所属であればそういったことはあまり関係なく行動・発言できることになります。

「公立学校の教師」でなくなった私は、

実名で、SNSで自由に発信を始めました。

なので一見すると、

「会社や企業に属しない生き方」

「フリーランス」

という生き方が、

「自由」

とされて、

しかも今、若い人でそれに憧れを持つ人も少なくないのかもしれません。

でも、

「フリーランス」や特定の会社に属しない生き方が、

「自分の力で生きていく」から「自由」だと捉えることは、

すごく危ういなと思っています。

▽

私は、誰しも、

どんな生き方でも、

「無所属」になることはないと思っています。

私で言えば、退職した当時でも、

「公立学校の教員」

でなくなっただけで、

「仙台市民」であり「宮城県民」でした。

今は「AKIU SCHOLĒ」所属で、そこには親御さんや生徒たちが居ます。

所属を探せばキリがありません。

どうあがいても、

「自分の力だけで生きていく」ということは成立しなくて、

洋服を着ている時点で、

誰かのお陰で、

水を飲めているのは、水道局の人のお陰で、

一番大きなところで言えば、

地球に生きている人はみんな、

「自然」のお陰で生きています。

そこには、「自然界」のルールがあります。

どんな風に生きていようと、

どんなに「無所属」で、自分の力でお金を稼いで、

富や権力を手に入れても、

「自分の力だけで生きている」

という間違った「無所属感覚」は、

すごく危険です。

これは、

道徳的に、とか、

良心的にとかではなく、

論理的に、当然のことであり、

生徒たちが、

これからの人生でたくましく生きていく為には、

どんなに自分の力で稼いだとしても、

「自分だけの力で生きている」

なんて、

思いあがっちゃいけない、

というのは、

伝えたいな・・・と感じました。

「別に人の力なんて借りなくても生きていけるんで」

みたいな感覚は、

自分のことも人のことも苦しめ、追い込みます。

▽

ただ、

論理的に正しければ伝わるかと言えば全くそうでは無くて、

とても複雑なのが教育の世界です。

論理的におかしなことでも伝わってしまうものはあるし、

どんなに筋が通っていても受け入れられないこともあります。

その繰り返しが教育で、

大学４年生の時、

「伝え続けること」

が、先生のお仕事だと言語化したことは、

今でも、まさにそうだと感じています。

ということで、

どんなことも、

これだけは、と思うことは、

伝え続けます。

そして伝わるのは、

私が死んでからかもしれませんが、

それがこのお仕事です。

今日も、読んで下さって、ありがとうございました。(*^^*)