(前回のあらすじ:
私の知る限り、意識の盲点に
アクセスする方法は4つあります。
今回はその2つ目を紹介したいと思います。)
②自分の無意識を意識層に引っ張り上げる
すこし大げさに書いてしまいましたが、
やることは至って単純です。
それは
「自分の心や頭に思い浮かんだことを紙に書き出す」
ということです。
「なんだ、そんなことか」
と思った方もいると思います。
私も最初に知り合いから、
この方法を教えてもらったときは
「いやいや、そんなんで効果でないだろ」
と思ってました。
しかし、3ヶ月ほど継続してみると
なるほどたしかに思考が整理されていくし
「自分ってホントはこんなことを思っていたのか」
「潜在的にこんな思い込みがあったのか」
と気づくことがあったので、
本当に単純ですがおすすめしたいと思います。
もちろん、既に「紙に書き出す」ことの効果を
認識している方もいると思います。
本屋でよく見かける「ゼロ秒思考」などでも
その効果の高さが言及されています。
ただ、いきなりゼロ秒思考に描いてあるメモ書きを
習慣化していくのは少しハードルが高いかもしれないので、
私が日々実践している簡単な手法を
紹介させていただけたらと思います。
(もちろん、最初は何も考えずに紙に書き出すだけでも十分だと思います。
私も最初は日記のようにくだらないことを思うがままに書き連ねていましたし、
それでも多くのことに気付かされました)
ではまず前提を振り返ると、
今回私達がたどり着きたいゴールは
「効率的に意識の盲点にアクセスする」
ということでした。
したがって、普段自分が行わないような思考のフレームを
自らに適用することが効果的と考えられます。
思考のフレームといえば、
簡単な例だと「トヨタの5whys」があげられます。
なにか課題に直面したときに
5回「なぜ?」と問いかけることで
解決の糸口を見つけるという手法です。
(多くの人は普段、一つの問いに対して5回もなぜ?と投げかけることはありません。
それをあえて行うことで、意識の盲点にアクセスできるという寸法です)
しかし、「なぜ?」だけでは
問いかけが一方向すぎるので、
今回はもう少し問いの幅を広げてみます。
①「本当に?」
②「なぜ?」
③「それで?」
の3つを問いかけてみます。
これだけを聞いても分かりづらいと思うので、
実際にやってみたいと思います。
例えばですが、
「私はお金が稼ぎたい」
という気持ちについてこの手法を適用してみましょう。
「私はお金が稼ぎたい」
→本当に?
→なぜ?
→それで?
この中から自分の気持ちにすっと当てはまる問をひとつ選び、
それに素直に回答してみます(直感的で構いません)
例えば私は、なぜ?を選びます。
「私はお金が稼ぎたい」
→なぜ?
「お金を稼げば、みんなが私を尊敬してくれる」
そしてこうして出てきた回答に対して、再び3つの問いかけをします。
「お金を稼げば、みんなが私を尊敬してくれる」
→本当に?
→なぜ?
→それで?
ここでは「本当に?」を選びます。
「お金を稼げば、みんなが私を尊敬してくれる」
→本当に?
「その人は、お金を尊敬しているのであって、私を尊敬しているわけではないかもしれない」
さらにもう1段階だけ深掘りしてみましょう。
「その人は、お金を尊敬しているのであって、私を尊敬しているわけではないかもしれない」
→それで?
「お金というのは、その人の魅力の一要素に過ぎない。お金という魅力を身につけることだけに囚われるのは危ない」
こんな感じです。
なんとなく、伝わりましたでしょうか?
一枚の紙とペンがあればできると思います。
最初は素直に回答していくことに
抵抗を感じることがあるかもしれませんが、
しばらくすると慣れてきて、
隠れていた自分の思考や気持ちに気づくことがあると思います。
本当におすすめなので、
ぜひ自分の意識の盲点を探してみてください。
また「書き出す」以外にも効率的なやり方を
知っている方がいらっしゃいましたら、
ぜひ教えていただきたいです。
宜しくお願い致します。
今回は以上になります。
参考文献:
参考note:
あなたが本当の自信を持つためにすべき事(自分を肯定し、許せるようになる為に)