7月半ば頃からホットヨガを、7月末から軽いジョギングを始めた。まだ始めたばかりだ。
学生時代に運動をしていたわけでもなく、おまけにわたしは国の特定疾患(いわゆる難病)でもあるので体力はそんなにないといえる。特に痩せているわけでもなく、ぶくぶくに太っているわけでもない。いわゆる中肉中背中年のおばさんなのだが、あるとききゅうに、「生活環境は変わっていないのにどうしてお腹に脂肪がつくのだろうかな…」と考え始めた。
そうすると、「あれ? 筋力もなくなった気がする……。このままだと共存している難病と仲良くなりすぎて寝たきりになる日が近いかもしれない」……と思考が止まらなくなってしまったのだ。
きゅうに行動を起こしてしまう癖があるわたしは、止まらない思考を静かにするためだったのか、瞬間的に体験ヨガの申込みをした。なぜヨガったのか。ただ、気持ちよさそうだから…という理由で(もうこの時点でお腹の脂肪のことを忘れている)。
体験ヨガ当日は、ホットヨガをして気持ち悪くなったらどうしよう、とか、脱水症状が起こって死にそうになったらどうしよう、とか、心臓がとまったらどうしよう、とか、いろいろ考えて憂鬱になった。下腹部が痛い気がして、下痢になるかもしれないから行くのをやめようかな、とも考えた。きゅうに弱気になるのもわたしの癖のひとつだ。
でも、結局行った。とてもゆるやかなクラスで初心者のわたしでもとても楽しめた。滝汗とまではいかなかった気もするが、普段そんなにかけなかった汗をかいて気持ちよかった。これはくせになりそうだ。
そんなわけで7月半ばからヨガ教室に通っている。だいたい週に一度、無理のない程度にヨガのポーズをし、からだの解放をしはじめた。汗は大量に出るようになった。滝汗である。そして、ヨガに通い始めたら、より体を動かしたくなり、ランニング(スピード的にはスロージョギングというやつである)も始めた。これも無理のない程度に週に2回ほど、距離も2キロと少なめで。
両方ともまだ1ヶ月も経っていない。1ヶ月も経っていないので、偉そうに週に一度、とか、週に2回ほど、とか書いているがそれぞれ10回もやれていない。でも、ヨガもランもとにかく気持ちがいい。ヨガをしているときや走っているときは嫌なことを忘れられる。とくにヨガは、せんせいの声が気持ちよすぎて、集中していると涙まで出てくる。いい趣味を見つけたなと思う。
うれしかったのは、始めた頃に作家・川上未映子さんがこんなTweetをしていたことだ。
とてつもなくうれしかったし、がんばろうとおもえた。なので、きょうのタイトルは、川上未映子著『乳と卵』よろしく、「ヨガとラン」にしてみた。
無理してがんばることより継続がたいせつ。わたしはわたしのペースでヨガとランを続けていこうとおもう。