睡眠不足は健康(美容)の大敵であると思っておられる人は多いかと思います。
その睡眠不足と死に関しての研究があったようです。
詳しくはこの記事内を読んでもらうと致しまして、
不眠が続くことにより、
腸内で活性酸素種活性と呼ばれる酸素分子に対する反応性が高い分子群が蓄積されることを発見したようです。
さらに読んでみると、
5日間不眠状態が続いたマウスの小腸と大腸では活性酸素種が蓄積されていることが確認されました。
さてここで漢方、中医学の知識が生きてきます。
実は心臓の表裏は「小腸」になります。
そして大腸も実は関係があります。
大腸は肺と表裏をなします。
心と肺は「相克」にあります。
五行思想で考えれば火克金(臓でいえば心克肺)。
火は金属を溶かす関係になります。
意外とこの辺は中医学など学んでる方でもこの辺はちょっと「うん?」と思われる方がいたりします。
肺がなんで金なのという部分など・・・。
さらに金属が水を生む関係などですね・・・。
金属(肺)が木(肝)を切り倒す関係などこの辺に違和感を感じる方は意外といたりします。
まあこの辺は決着がつかない問題(?)なのでスルーしますが・・・。
水(腎)が火(心)が消す関係などや、木(もしくは風と考えても良いですが・・・(肝))燃え上がり火(心)を助けるなどは意外とすんなり入ってくると思います。
こういった視点で見てみても面白いなあと思っております。
実際医学でも中医学でも「小腸」は謎が多い臓であります。
中医学、漢方で言えば実は「尿の生成に関係する腑」だったりします。
尿トラブルでは割と腎だけでなく心臓や肝臓に注意を払ったりします。
冷えれば透明で多尿になりやすく、
熱があれば、色が濃く臭いが強いなどなど。
判定はいろいろとありますが・・・。
漢方的にはメインの方剤としては、
八味地黄丸や竜胆瀉肝湯、猪苓湯(五淋散)などがあります。
尿でズレてしまいましたが、
不眠の漢方としては、
加味帰脾湯や柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加竜骨牡蛎湯。
割と安神系の生薬が入っております。
どちらも冷やすのか温めるのかで作用が違いますので注意が必要ですが・・・・。
多少雑多な記事となったので今回はこれくらいで。