shidasyo:『今やっていること、今後やりたいこと』です。これも、お手元の資料をご覧ください。
テープ起こし&クラウドソーシングの家庭教師。月額18000円または25000円でご希望に合わせた課題を出し、月4回のビデオ通話と随時のメールサポートをやっていました。
これは、4件受注しました。テープ起こしの技術自体は、皆さん1カ月、2カ月で身につきます。その方のご希望や仕事上の制約、条件を整理し、やることの優先順位付けをして、順に進めていく感じです。
ツールとソフトの使い方、営業、商品作りのアドバイスとか。例えば、職場でテープ起こしが必要になった、在宅ワーカーになりたいからまずパソコンもやりたいといった個別のニーズに対応し、市販のテキストから抜粋して課題を作りました。
休職中の場合は、額面が大きいとは言えると思います。これ以上になるとどうしても、可処分所得に対する相対的な額面が大きい。お客様は休職中の方ばかりではなかったですが、福祉や、ハローワークのような雇用促進事業の枠組みじゃないと、または他のところにキャッシュポイントを作れたり、会社で効率化できないと、難しい場合がありそうと感じました。
お客さまにはまったく関係がないし、これはすべて私の考えることだというのは前提の話ですが、正直、初期の価格設定とサービス設計については無理があったと思います。「パソコン教室に通ったらテキスト代だけで3万円とか普通にかかるよ。大丈夫なの?」と友達にも言われました。モニター様にお付き合いいただいた経験をもとに、提供方法や内容について考え中です。ひとりでやる場合、少人数制でビジネスチャット上で質問を受けたり、一部動画やテキストにするなど、工夫すべきかと思います。個別でないといけない理由はもちろんあったのですが、ともかく、難しいことは分かりました。
そして、在宅ワークに関するよろず電話相談。クラウドソーシングは新しい働き方ということで、聞ける人が身近にいないんですね。しかも、就労困難を理由にクラウドソーシングに興味を持った場合、なおさら聞ける人がいないということで、これが売れているんだと思います。
在宅ワークやクラウドソーシングに着目されている企業さんや支援員さんは多いですし、これが売れていることからも、潜在的ニーズは非常に高いと私は確信しています。でも、現実的に選択肢になりにくい。先述した世の中の思い込みとか、既存の仕組みとか、連携して議論や検証をする場がないとか、構造上の理由が大きいと思います。なので、横につながれる場があるといいなと思って。実際、数の力しか意味を持たない気もします。
お客さまに対する失礼だけがとても気になりますが、私がさっきからこんな話をしているのは、福祉の方々に一緒に考えてほしいと言いたいのかもしれません。
次に、ピアトークです。発達障がいバーに私は行ったことがあります。大阪の梅田に、発達障がい当事者のマスターがいる、『金輝(きんき)』という発達障がいバーがあるんです。
あと、私は社会保険労務士の国家試験を受けたことがあります。試験自体は落ちてしまいましたが、その時、障碍者に対する配慮として、少人数で個室受験をしました。
そういった発達障がい者がマジョリティの空間を経験した時、発達障碍は社会が作る障碍というか、関係性の障碍だと思いました。それで、このサービスを出品した経緯があります。
今までのべ29人の方にご利用いただき、「初めてあるあるできた」「同じ障害を持つ方なので、だいぶ気が楽」といった感想を多数頂いています。
発達障碍者は共感力がないとか、人に興味がないとよく言いますが、人に興味がなかったら、そもそも私に電話をしてこないのではないか。他者の立場に立ってものを考えられないとか。言語化はなるべくしないほうがよいような気もしますが、雑な認識が横行しているんじゃないかと思ってしまっています。
(続く)