
こんにちは!こんばんは
2025年4月21日から現在にかけて、記録的な円高相場の影響で1ドル139円から140円前後で取引されるように大きく変わりました。これはアメリカ・ドルに限った話であり、日本の大型連休『ゴールデンウイーク』でグアム、ハワイなどのアメリカで旅行するには、日本人目線で良い影響を与えていることでしょう
しかし、この円高が本当に良いことでしょうか?実はそれが庶民を騙し入れる罠かもしれません
今回、円高を中心に考えていこうと存じます
まず、ドル安円高の影響で『業績が悪化する業種』と『業績が良くなる業種』の2つに分かれます
業績が悪化する業種は主に工業製品を作る輸出企業や訪日外国人が日本に来て、そこで宿泊や観光をする手助けする業種は、ドル安円高の影響が逆風となります
しかし、海外から商品などを仕入れて、日本国内で商売をする業種は、ドル安円高の影響で追い風となります
ドル安円高の話で働く『業種』によっては、ドル安円高の影響を受けるか受けないかの分かれ道となることから、ドル安円高の影響を慎重に見極める必要があります
ポイント
輸出が主に行う業種は、ドル安円高の影響で悪くなる。輸入を主に行う業種は、ドル安円高の影響で良くなります。さらに、ドル安円高の影響で訪日外国人が鈍化することから、宿泊・観光を主に行う仕事が悪くなる懸念が予想されます
ドル安円高の影響。実は暗号資産にも運命の分かれ道となります。とくに大きな影響を与えるのは、DAIやUSDCをはじめとした『ステーブルコイン』です
ステーブルコインは、国ではなく、民間によって作られた暗号資産の一つ。DAIは暗号資産担保型ステーブルコインで、1ドルが1DAIで推移するよう設計されていることから、DAIを持つことであたかもデジタル空間上にアメリカドルを持っているかのようになります
USDCはDAIとは大きく異なり、法定通貨担保型と言われるステーブルコインの一つ。1ドルが1USDCで推移するよう設計され、2025年からは一部の金融庁登録の暗号資産取引所でUSDCを取引できるように変化したことで話題となっています
このように、ステーブルコインはその国で実際に使われる『法定通貨』をベースに作られていることから、DAIやUSDCの場合、ドル円の為替相場の影響をすぐに受けます
そのことから、DAIやUSDCと日本円との値動きを見る時は、必ずドル円相場を一緒に見ていくと面白いです
ポイント
暗号資産でとくにステーブルコインと取引する場合、法定通貨同士の為替の影響を受けることから、DAIやUSDCの値動きよりも法定通貨同士の為替を見ておくと良いです
ドル安円高の影響はNISAをはじめとした資産運用にも影響が出ます
資産運用の中でとくに投資信託で配当金の受取が日本円ではなくドルで受け取った場合、ドル安円高の影響を受けて、実際の取り分が大きく下回るため、短期的に資産運用の結果が悪くなるとみてもおかしくないです
逆に投資信託で配当金の受取がドルではなく日本円の場合、ドル安円高の影響で実際の取り分が良くなることが期待できます
そのことから、資産運用でとくにドルで受け取るか日本円で受け取るかの違いで実際の受け取りに大きな差が出ることが予想されるため、ドル安円高の影響をよく考える必要があります
ポイント
資産運用でドル安円高の影響を受ける懸念が高まります。とくに配当金の受け取り方がドルか日本円かによって、配当金の受け取り金額に大きな差が起きることから、ドル安円高の影響を慎重に見極める必要があるのです
ドル安円高の影響を安易で楽観的な考えで見ると、後から酷い目に遭うこととなりますから、ドル安円高の影響が具体的にどのようなことで個々に影響が来るのかを見ていく必要があります
とくに働く業種、資産運用、暗号資産取引は必ずドル安円高の影響を慎重かつ真剣に考えて、その後の予防や対策をすぐにでも実施していただけたらと思います
支出が減っても、収入が減ってしまえば、今回のドル安円高の影響が深刻に受け止めた方が良いですし、その先を見据えた備えをしておくと良いです
ドル安円高は、日本経済や個人の資産運用に多面的な影響を及ぼします
まず、輸出を主とする製造業や訪日観光業などはドル安円高によって業績が悪化しやすい一方、輸入を中心に事業を展開する業種はメリットを受けるため、業種によって影響が大きく異なります。また、暗号資産の中でもステーブルコイン(DAIやUSDCなど)は外国の法定通貨と連動しているため、ドル安円高の為替変動の影響を強く受け、取引や価値の動きを理解するには為替相場の把握が不可欠です
さらに、資産運用面では配当金の受け取り通貨がドルか日本円かによって受取額に大きな差が生じ、特にドル建て配当の場合はドル安円高の影響で実質的な受取額が減少するリスクがあります
したがって、ドル安円高の影響を安易に捉えず、働く業種や資産運用の形態、暗号資産取引の特性を踏まえて慎重かつ具体的に見極め、適切な対策や備えを講じることが大切です。収入減少のリスクも念頭に置き、先を見据えた準備を進めることが求められます
そして、アメリカの政権は共和党が実権を握っていることから、共和党から選出された大統領が退任するまでは、しばらくドル円相場が不安定な取引となることから、しっかりとドル円相場を見極める必要があります。それは本当によく見ていないと、後から大きなダメージと経済的自立に大きな試練を与えることから、よく考えましょう
今回は、円高について一緒に考えてきました
ドル安円高は単純に有利・不利と判断できるものではなく、業種や資産運用、暗号資産取引など多方面にわたって複雑な影響をもたらします。そのため、今回の為替変動の影響をしっかりと見極め、自身の立場や状況に応じた適切な対策を講じることが求められます
変動の激しいドル円相場を冷静に分析し、収入や資産に与えるリスクを念頭に置きながら、未来に備える姿勢が何よりも重要で大切なことです
この先も慎重な判断と準備を重ね、日本の経済環境の変化や世界経済の変化、変わりゆく世界情勢をよく見て、柔軟に対応していくと良いのではないでしょうか
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました
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