日経新聞によると、2019年7月11日、アメリカの株価が一時的に過去最高値となった。
11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は一時最高値を上回り、初めて2万7000ドル台に乗せた。
逆に、どん底だったのは、10年前。2009年3月だ。
2008年秋のリーマンショック後、株価は坂道を転げ落ちるように暴落した。
そのときの株価は、約6500ドル。
その前の最高値が約1万4200ドル(2007年10月)だったから、なんとわずか1年半で、半値以下に下がったのだ。
まさに「世界の終わり」と言っても過言ではなかった。
それがどうだろう。
まる10年を経て、6500ドルだったものが、今や2万7000ドル。
なんと4倍になったのだ。
推移まとめると、こうなる。
約1万4200ドル(2007年10月11日)
↓
約6500ドル(2009年3月5日)
↓
約2万7000ドル(2019年7月11日)
思い起こせば10年前、「100年に一度の経済危機」と騒がれた。
あの騒ぎは何だったのか。
「100年に一度」という表現が誇張だったのか。
それとも、それだけの未曾有の危機を、人類は果敢にも乗り切ったのか。
皆さんはどう思われるだろうか。
かくも未来予測は難しい。
今日も眉に唾して「専門家のコメント」を聞こう。
(2019年7月12日)